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長編

借家に住んでいた時の話

匿名 2日前
怖い 239
怖くない 29
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しました。 ですがどこも異常はなく、施錠もしっかりされていました。 取りあえず父は警察に通報し、付近のパトロールを強化してもらえるようにお願いしてくれました。 母は気持ち悪がりながら、また着物を資源ゴミの袋に入れて、厳重に口を縛っていました。 その日は普通に登校しましたが、着物のことが頭から離れず、夜もなかなか寝付けませんでした。 それを察した母が、大丈夫、朝はパニックになっちゃったけど、よくあることだよ、と言って布団をぽんぽん優しく叩いてくれました。 よくあってたまるかと思いましたが、母の言葉は偉大、頼りにしてる大人がそう言ってくれるだけで安心し、私は眠りにつきました。 しかし案の定夜中に目が覚め、それからなかなか眠れずにいました。 時計を見ると1時半過ぎ、横で眠る母の布団に潜り込み、身体をぎゅっと縮めながら着物のことを考えてしまいました。 よくあること… よくあること… と自分に言い聞かせながら眠ろうと必死になっていた時、足元でカサカサと袋が擦れるような音が聞こえました。 全身が心臓になったのかと思うくらい、ドクンドクンと震え、ぎゅっと目を瞑りました。 カサカサという音は大きくなっていき、今度はズルズルと引きずるような音に変わりました。 私はたまらず母に抱きつき、お母さん、お母さんと小さく呼びました。 母は寝ぼけながらも私を抱きしめて頭をぽんぽんしてくれました。 少しほっとした時、母の向こう側に見える部屋の景色が目に映りました。 着物が壁に張り付いていました。 身体が硬直しました。 怖いのに目が離せない、目を閉じたいのにまばたきさえもできない、そんな状態でした。 中心が開いた着物、その左胸元あたりから、人の頭のようなものが少しずつ出てきました。 恐怖で呼吸が荒くなり、涙がボロボロ流れましたが、目が離せませんでした。 その頭は片目だけ見える状態で止まり、こちらを見ているのが分かりました。 目が合ったからです。 私は大泣きしながら、大声でお母さん!!と叫びました。 母はなんだぁ!?と飛び起き、大泣きしてる私を見て慌てて電気を点けました。 ギャンギャン泣いている私の声を聞いた父も駆け付けて、どうした!?と2人はオロオロしていました。 私は先ほどの出来事を言うと、着物が張り付いていた壁を調べてくれましたが、そこに着物はなく、資源ゴミの袋の中にしっかり入っていました。 恐怖からくる幻だった

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  • 大家さんひどいなぁ!
    おわ
  • 怖すぎ 大家さん絶対何か知ってるでしょ 逆にお金払ってほしいくらいだね
    にゃんころちゅ
  • これは怖いです!!
    うんこりん
  • 面白かったです。 その借家は今住人いるのかな。
    匿名
  • 面白かったです。 その借家は今住人いるのかな。
    匿名
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