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2016年8月18日
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小学校三年生の時、東京の外れにある僕の小学校に男の子が転校してきた。

彼は関西地方の出身で、初めこそクラスのみんな誰もが物珍しがって彼に話しかけていた。

彼が関西地方独特のイントネーションで喋る度、誰もが感心したように「凄い、凄い。大阪弁だ」と言って囃したてた。

時に他のクラスの子や、別の学年の子が彼の関西弁を聞ききに僕のクラスに顔を出す事もあった。

しかし、彼は恥ずかしがり屋で自分から話す事は少なく、やがて独りぼっちで本を読んでいる事が多くなった。

背がとても小さく、クラスの誰よりも痩せていた彼は運動が得意とは言えず、更にあまり勉強も得意ではなかった。

やがて彼は転校生という奇異の視線ではなく、出来損ないへの嘲笑に似た奇異の視線を向けられるようになった。

また彼が何日も同じシャツを着ていたり、肩にいつもフケが乗っていた事もあってか、暫くすると他の子達は彼をあからさまに避けるようになっていった。

そんなある日、僕が家路を歩いていると、彼が商店街にある八百屋と床屋の隙間を見つめて立ちすくんでいるのを見かけた。

初めは声をかけるのと躊躇したが、僕は思い切って肩越しに彼に声をかけた。

僕が声をかけると彼は驚いてこちらを振り返り、声をかけたのがクラスメートの僕だと分かると、顔を真っ赤にして下を向いて黙ってしまった。

「お前ん家、こっちの方なの?」

僕の小学校は市営団地に住んでいる子が多く、団地と反対側の商店街に住んでいるのは少なかった。

だから僕は、初めて同じ方向に帰る子が出来たことが、とても嬉しかった。

黙ってしまった彼に僕が構わず話を続けると、彼はやはり黙ったままコクンと頷いた。

「じゃあ、これからは一緒に帰ろうよ」

僕がそう言うと、「ええの?」とぽつりと彼は答えた。

それから、僕と彼は放課後も毎日一緒にいるほど仲良くなった。

彼の家は僕の家から二本道を挟んだ歓楽街にある長屋の一棟だった。

歓楽街は子供にとってあまりにいかがわしい雰囲気が強くて近寄りがたく、僕と彼はもっぱら僕の家や僕の家の近くの公園で良く遊んだ。

彼とは公園でキャッチボールやサッカーをする事もあったが、ちょうどその頃スーパーファミコンを僕が買って貰った事もあって、僕と彼はよく僕の家でゲームをして遊んでいた。

彼と力を合わせてゲームをクリヤするのが、僕はとても楽しかった。

彼とは夕方を越えても遊び、彼はそのまま僕の家で夕ご飯を食べた。

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はじめまして、よろしくお願いします。

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