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長編
Kはよせ…
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Kはよせ…

2021年1月28日
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私は若い頃、熱狂的なヴィジュアル系ロックバンドのファンをしていました。

特定のバンドが特別好きというよりは、ヴィジュアル系というジャンルそのものが好きでしたので、色々なバンドのCDを買ったりライヴなどに通っていました。

20年以上もCDやDVD、雑誌といったグッズをコレクションしていた為その数は1000や2000を軽く超えていたと思います。

しかしそんな私も30代半ばとなり、だんだんと趣味に時間やお金を費やすことをしなくなり、ついには全く触れなくなってしまいした。

コレクション達が埃を被ってしばらく経った頃、私の転勤が決まったのを期に長年に渡りコレクションしてきた物を処分することにしました。

当初はリサイクルショップに持って行ったりネットオークションに出品したりなどして数を減らしていきましたが、多忙であった事や数が多すぎた事から予定していた期間に全て捌き切る事が出来ず、仕方なくゴミとして処分をすることにしました。

分別が終わり、あとはいよいよ捨てるだけとなった日の晩、怪異は訪れました。

その日は7月も中頃ということもあり、じっとりと暑く中々寝付けずにベッドの中で何度も寝返りを打っていました。

あまりの暑さにふと部屋の温度計に目をやると、なんと30°を示していました。

昼間ならまだしも今は深夜2時を回っています。

しかも冷房を付けているので、こんなに暑いのはおかしいとエアコンの傍へ行きました。

温度設定はいつもと変わらず、通風口からは冷たい風がきちんと出ています。

それなのにどうして?と首を傾げながらリモコンで設定温度を下げると頭上から何やら人の声のようなものが聞こえてくるではありませんか

はて?と疑問に思いながらその声に耳を傾けました。

「Kはよせ... Kはよせ...」

と声はしきりに繰り返しています。

後に気付いたのですが、このKというのは私が好きで聴いていたバンドの1つでした。

男とも女とも取れる、くぐもったボソボソとした声色は次第に怒気を含むように強いものへと変わって、声の主の怒りに呼応するように、部屋の温度が上昇していくのを肌で感じました。

額からダラダラと汗が滴り、床を濡らしていきます。

得体のしれない恐怖と暑さに耐えきれず空調の温度を最低まで下げ、風量も最大まで上げました。

それでも、部屋の中は涼しくなるどころかどんどん暑くなっていくではありませんか

恐怖と猛暑の中、私はエアコンを意識的に見ないようにしていました。

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はじめまして、よろしくお願いします。

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