
長編
巫女のバイト
匿名 3日前
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こ○○神社の神様にえらく気にいってもらえたみたいで神のお告げじゃないけど、今年の巫女はKとNに。と言う声を神主さんは夢の中で聞いたらしい。
私たちを気に入った理由としては毎日挨拶してくれること(小学校、中学校、高校へ行くために乗るバス停までの道のりにこの神社はあります)
他にも色々あったけど1番はあの中3の時に顔をあげてガン見しまくってた事らしい。
普通怒るやろ、、と思ったが神主さんいわく、要約するとワシ神様やのに顔あげるなんてその度胸が気に入った。との事らしい。
半信半疑でいるとNが「気に入ってもらえたのは分かったけどなんで今年なんですが?毎年声かけて下されば私ら絶対やってましたよ」
と聞くと神主さんが、
「KちゃんもNちゃんも、今年進学で県外出るやろ?寂しかったんじゃないかなあ。うちは女の神様だから、同じ女同士なにか悪いことが起きないように心配もしているみたいだし、でも地元からは離れることが出来ない。だから最後に会いたかったんだと思うよ」と言われた。
ちなみにさっきキュッキュッと音を鳴らしたのはやはり生きている者ではなく、神様があれだけ気に入っている人物なんてどんなヤツなんだろうと見に来た野次馬霊らしい。
はじめはNだけだったけど私も下に降りてきたことによって霊という霊が
どれどれー!誰ー!見たい見たーい!!状態になり
ドカドカと音がし私は手を引っ張られたらしい。
アイドルやん…(笑)とNと呆然としていると神主さんが「あれ以上は危なかった。Kちゃんが連れていかれそうになったからね」と。
それ聞いてさすがにめちゃくちゃ怖くなった。
そんな淡々と言わんといて下さいよと神主さんに泣きついていると
ふっと暖かい空気になった。なんというか空気が変わった?というか。
神主さんが「大丈夫だよって言ってるよ。○○様はいつでも君たちを見守ってくださる。
今年からなかなか会えなくなるけど、たまには思い出して、感謝の気持ちを持ちなさい」と言われて涙した。
そこから少し仮眠を取り言葉通り5時頃になるとまたぼちぼちと参拝客が訪れてきてアラヤダKちゃんNちゃんー!(エンドレス立ち話)が始まり
約束の8時までは一瞬だった。
そして神主宅でお風呂を借り奥様お手製のおせちを頂き、報酬も頂き、神主宅で飼われている猫としこたま遊んだあと
ありがとうございましたと帰宅した。
そこからは何事なく日々を過ごし現在に至るけど、
あれから別の神社
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- 怖くは無いけど好きなお話です^^うんこりん
- 気に入られたのが、女性の神様で良かったね。鴉