
長編
巫女のバイト
匿名 3日前
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募集なんてかけていなく、直接私の親に神主さんがKちゃんとNちゃんに巫女やってもらえないかとお願いしにきてくれたらしい。
親が私に募集してるとあえて言ったのは、神主さんがお願いしてると話すと100%私が調子に乗ると思ったかららしい。合ってるよお母さん。調子乗ってたよきっと。
そうして始まった巫女のバイト、スタートしてから0時半まではマジで1秒の休憩もなく参拝客の対応をしていた。
想像してた倍以上の忙しさだった。日またいでないから初詣じゃないし、0時まではヒマだろなと思っていたのに0時まで起きていられないおじいちゃんやおばあちゃんたちが列をなして参拝しにきてくれた為である。
町民全員が知り合いレベルの田舎なのであら!KちゃんNちゃん!立派になって〜(10分くらい立ち話)というのを繰り返しやっと一息ついたのが午前1時前だった。
ここから5時くらいまではぐっと人が減るらしく(たまにヤンキーが行くとこなさすぎて来る位)
休憩していいよ〜と言われNと二人で奥様お手製の年越しそばを頂きハーゲン○ッツも頂き××(神主さん)には秘密よ〜♪と奥様から報酬とは別にお年玉も頂きスーパー上機嫌でNと二人でストーブの前でオセロしてた。
そうこうしてると2人とも眠たくなり、必死に眠気と戦っていると雪をキュッキュッと踏み鳴らす音が聞こえて参拝客だ!と飛び起き外に出た。
けど誰もいない。
Nが「あれ?今誰か来たよね?」と言うとまたキュッキュッと鳴る。
でも誰もいない。え???
神主さんも奥様も聞こえてたみたいで「誰もいないねえ」と言っている。
不思議と怖さはなく、先に外に出たNが「Kもこっちきてみ」と言うので外に出ようとした瞬間
ドカドカドカドカ!と大勢が一気にこっちに向かって走ってくる音が聞こえ私は思いっきり前に引っ張られ、うわ!と声を上げそうになった瞬間なんとも言えない感覚に襲われそのまま倒れ込みそうになった。
でも倒れ込む瞬間神主さんが慌てて体を持ち上げてくれ、
そのまま引きずられるように中に戻り神主さんがスパン!と襖を閉めた。
わたしもNも(°д°)こんな顔してたと思う。
時計を見たら午前二時すぎだった。
一瞬の静寂の後神主さんが「まあこういうこともある。参拝したくなったんかねえ」と優しい顔で言ってた。
いや私おもくそ何かに引っ張られ意識失いかけましたけども?と思っていると神主さんがぽつりぽつりと話してくれた。
実は私とN、こ
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chat_bubble コメント(2件)
- 怖くは無いけど好きなお話です^^うんこりん
- 気に入られたのが、女性の神様で良かったね。鴉