ある4人家族の家がありました。 子供は双子で、蘭と桜です。 しかし、2人はとてもとてもそっくりでした。何か違いがないか探しましたが，服の好みも一緒。食べ物の好き嫌いも一緒。唯一違うのは名前だけ。他人には違いが分かりませんでしたが，しかし、親はさすがに違いが分かりました。4人はとても幸せに満ちていましたが，幸せはそう長くは続きませんでした。 7歳になって2人とも個性が出てきて、 性格が変わってきたのです。 桜は誰に対しても優しく，おっとりしているタイプでしたが，蘭は，好きな人には ベッタリくっつき，嫌いな人には、 嫌いなオーラを表に出すようになりました やがて蘭は父を嫌うようになり、父は それにショックを受け，別居するように なりました。別居して3年。双子が10歳になった頃，父と離婚する事が決まりました。 　 　　　　　 中学の入学式。2人は母と3人で門で写真を撮りました。そして帰ったあと、母は 仕事で忙しく，すぐに仕事に戻りました。 2人は別々の部屋にいると、 「ピーンポーン…」 2人はインターホンに駆け寄ると、 黒いカッパにマスクをかけた、明らかに 怪しい人が立っていました。 桜は絶対に開けない方がいい。と言いましたが，最近、母にも反抗期な蘭は いいよいいよ〜！と言い，桜の話も聞かず 開けてしまいました。すると男は 「蘭は…蘭はどこだぁぁぁ！！！！」 ナイフを突き出し，言いました。2人は 震えましたが，１つ良い案が浮かびました。他人には，私たちの見分けがつかないのです。良かった。どうにか逃げられる！ しかし，男はすぐに蘭の手をつかんで 出て行きました。 蘭が…蘭が… 私はすぐに母へ電話しました。 そのあと警察が死体を捜索し始めました。 しかし，私は誰が犯人か分かっていたのです。 あの男はすぐに蘭を連れて外に出ました。 なぜ，すぐに蘭だと分かったのでしょう つまり親のどちらかなのです。 しかし，犯人は男だったため母ではありません。つまり蘭を恨んだ父だったのです。