
長編 emoji_events 殿堂入り
パンドラ(禁后)
匿名 10分前
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しまったのは残念だが、せめて静かに眠らせてやってくれ」
と説明し、八千代の家をこのまま残していくように指示しました。
これ以来、二人への供養も兼ねて、八千代の家はそのまま残される事となったそうです。
家のなかに何があるのかは誰も知りませんでしたが、八千代の両親の言葉を守り、誰も中を見ようとはしませんでした。
そうして、二人への供養の場所として長らく残されていたのです。
その後、老朽化などの理由でどうしても取り壊すことになった際、初めて中に何があるかを住民達は知りました。
そこにあったのは私達が見たもの、あの鏡台と髪でした。
八千代の家は二階がなかったので、玄関を開けた目の前に並んで置かれていたそうです。
八千代の両親がどうやったのかはわかりませんが、やはり形を成したままの髪でした。
これが呪いであると悟った住民達は、出来るかぎり慎重に運び出し、新しく建てた空き家の中へと移しました。
この時、誤って引き出しの中身を見てしまったそうですが、何も起こらなかったそうです。
これに関しては、供養をしていた人達だったからでは?という事になっています。
空き家は町から少し離れた場所に建てられ、
玄関がないのは出入りする家ではないから、窓・ガラス戸は日当たりや風通しなど供養の気持ちからだという事でした。
こうして誰も入ってはいけない家として町全体で伝えられていき、大人達だけが知る秘密となったのです。
ここまでが、あの鏡台と髪の話です。
鏡台と髪は八千代と貴子という母娘のものであり、言葉は隠し名として付けられた名前でした。
ここから最後の話になります。
空き家が建てられて以降、中に入ろうとする者は一人もいませんでした。
前述の通り、空き家へ移る際に引き出しの中を見てしまったため、
中に何があるかが一部の人達に伝わっていたからです。
私達の時と同様、事実を知らない者に対して過剰に厳しくする事で、何も起こらないようにしていました。
ところが、私達の親の間で一度だけ事が起こってしまったそうです。
前回の投稿で、私と一緒に空き家へ行ったAの家族について、少しふれたのを覚えていらっしゃるでしょうか。
Aの祖母と母がもともと町の出身であり、結婚して他県に住んでいたという話です。
これは事実ではありませんでした。
子供の頃に、Aの母とBの両親、そしてもう一人男の子(Eとします)を入れた四人であの空
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- 皆愚かだ。同じことするなんて。こういうのはそっと眠らせておくもんだ。黄泉比良坂
- ・田舎で謎の場所や風習があって、トラブルメーカー役がそれを破って謎の現象が起きる ・それに詳しい老人や大人に怒られる 坊主やら神主やらが出てきて、上記の老人らと共に種明かしをする ・トラブルメーカー役が亡くなったり再起不能になる ・話し手は過剰に善玉として書かれ、消極的かつ巻き込まれたと強調する ・唯一オリジナル要素が加わりやすい後日譚 コピペ元である洒落怖のテンプレを詰め込んだ作品やなむそ
- 懐かしこれ!!都市伝説のアプリか何かで5、6年前に読んだ気がする!!タイトルで分かって読みたくなって読んでしまったコピペ助かるみず
- 髪をしゃぶる表現こわいてち
- 祖母ノ村ニモ人ヲ捧ゲル古イ廃神社ガアルカラドコトナク似テル(人ノ死トカ呪イトカ)。キヌ セメシ
- こっっっっっっっっわ!ゆーへー
- 怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い恐ろしい恐ろしい恐ろしい恐ろしい恐ろしい恐ろしい恐ろしい恐ろしい恐ろしい恐ろしい恐ろしい恐ろしい恐ろしい恐ろしい恐ろしい恐ろしい恐ろしい恐ろしい恐ろしい恐ろしい恐ろしいぴやリー
- 呪いに対しての対策やルールがガバガバすぎる笑ホラー
- これの怖ろしいところは、親世代が一度隠されたその家の秘密を暴こうと行動し痛い目を見てるのに反省せずに親世代の親と同じように子に接し結果似たような結果を引き起こしている点だよなアマランサス
- はい!はい!コピペコピペ環七