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中編
偽物のお月さま
匿名
中編

偽物のお月さま

匿名
2019年7月16日
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まず最初に断っておきますが、幽霊やオカルトの類いのお話では無いので、全く怖くありません。多分??

20年ほど前のお話です。

当時、私は高速道路をパトロールする仕事をしてました。

季節は初夏だったと思います。

時間は夜の9時を回ったぐらいでしょうか。

巡回中、前方の稜線上にブラットムーンの様な真っ赤なお月さまが見えました。

私は助手席で通信士をしていたので、運転している先輩(巡回長)に

「先輩、今日のお月様は真っ赤ですね」と問いかけました。

先輩も

「あれ、お月様か?あんなに赤いお月様なんて初めて見たぞ」

と、その場にいた2人はそれをお月様と認識していました、ところが。

「あれ、ちょっと待て。昨夜お月様を見たけど、昨日のお月様は半月だった」

と先輩が私に言うのです。

先輩の言葉を信じ別な方角の空を見たら、そこには確かに本物のお月様が有りました。

「先輩、南中方向に半月を確認しました。じゃ、アレ何ですか?調査しましょう」

「馬鹿言うな、俺たちの仕事は高速道路のパトロールだ。空の事まで構ってられん。」

先輩の言う事はもっともでしたが、その赤い物体が気になって、パトロールどころでは有りませんでした。

結局、それが何だったのか分からず終いで事務所に戻り、何事も無く夜勤を終え、その日は帰宅しました。

次の日、私は夜勤で入り、先輩はその日は日勤だったので、交代のタイミングで先輩に

「昨夜見たアレ何だったんですかね?」と他の先輩方も巻き込んで、昨夜の出来事を話そうとしました。

すると先輩が、顔色を変えて私に

「○○、昨夜見た事は誰にも言うな」と言うのです。

??と思いました。

その先輩は、その手の変わった事が有ると、真っ先に話題に取り上げ、人に話したがる人だっただけに、先輩の発言に驚きました。

「なんか有ったんですか?」

「いいから、お前は黙ってろ」

滅多に怒る事の無かった先輩が、物凄い剣幕で私を黙らせました。先輩の手は何かに怯える様に小刻みに震え、目は焦点が合わず、どこか遠くを見ている様で、まるで何かに操られているかのようでした。

それから数年に渡り、あの日見たものが何だったのか色々調べましたが、どの仮説も該当せず、未だに何だったのか分かりません。

強いて言うなれば、

『赤い熱気球が夜間に超低空で飛行しており、たまたまバーナー噴射の瞬間を目撃した』と言うのが、状況的に考えられそうですが、かなり無理のある設定です。

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