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短編

海辺の話

みん 4日前
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知り合いの話。 彼は学生の頃サーフィンにはまって、夏場に海の家に住み込みのバイトをするために、四国のサーフィンのメッカに友人数名と向かった。 住み込みの海の家は 浜辺に面して一軒だけ建っており、周りにはなにもなくただ道が海の家に一本、続いているだけだった。 住み込みをはじめて、昼はバイト、時間が空いたらサーフィンという有意義な時間がすぎていったある日の夜中。 雨が激しく窓を叩いて寝付けなかった彼の耳に、 バンバン‼ ドンドン‼ と、玄関の扉を叩く音が聞こえてきた。 こんな真夜中に誰だろ? 思って宿泊していた二階の窓をカラリと開けて、見える玄関を見下ろす。 玄関の僅かな明かりで、ちらりと見えたのはザンバラ頭の老婆が玄関の扉を叩いてる姿。 バンバン‼ ドンドン‼ 激しく叩く姿に、隣に寝ている友人を揺り起こす。 なんかあったんじゃないか、と訝しく思った彼と友人が一階に降りていき、玄関を開けようと扉に手をかけようとした。 『開けちゃいけない‼』 と声をかけたのは 海の家のオーナーであるおかみさんだった。 『え、でも雨の中にお婆さんが…』 言い返す友人に、開けちゃいけないと念を推すおかみさんのただならぬ雰囲気に気圧されて、二人は部屋に帰ってきた。 雨が激しく叩く窓から玄関をみた。が、老婆は見当たらなかった 窓を開け辺りを見回したが、それらしき影もみあたらなかった。 海の家までは一本道しかないというのに。 その浜は 二人の幼子が溺れ死んだことで有名で銅像が鎮魂のためにたっているそうです

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