
短編
塾帰り
匿名 3日前
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中学2年生の時の話だ。
俺はある塾へ行っていた。その日は夜の10時くらいまで授業だった。友達がいなかったので1人で帰っていた。
いつもは明るくて安全な道で帰るのだが、なぜかその日は、近道だが暗くて危ない道を使った。
500メートルくらい道が続くのだが、2割くらいに差し掛かった時に、後ろから急にハイヒールの音がした。
しかし、その時の僕は 人がいるんだなぁ
程度にしか考えなかったが、今考えれば一本道なのに急に足音がするのはおかしいと思う。
話に戻る。
そして、普通に自転車を漕いでいるとかけ足になって追いかけてくるような感じになった。さすがに、怖くなり、立ち漕ぎですぐに距離を離そうとしたが、一向に距離が離れない。
距離はあと半分くらいだ。全力で漕いでも足音は近づいてきて、すぐ後ろまで来た。
すると、持っていたリュックからビリッと音がした。
その瞬間音が遠ざかっていった。半泣きで漕いで明るい道に出た。そのまま全速力で家に帰った。疲れ切って死にかけた。
その後、リュックを確認すると入れていたお守りがビリビリに裂けていた。
お守りが、助けてくれたのかはわからないし、追いかけて来たモノの正体もわからない。しかし、その出来事からは自分はいつもお守りを持っている。
この怖い話はどうでしたか?
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- かか
- お守りがあってほんに良かった、もしなかったらって考えるとゾッとする、、、えむ
- そうですねえ。しゆか
- お守りがあって良かったですね怖花作夫