本当にあった怖い話

怖い夢見たんだ。

誰かに聞いて欲しかったんだけどさ、怖い｢夢｣の話って見た本人は怖くても聞いた人にとってはただただ｢ふーん？で？｣ってなること多いじゃん？

友達に話して変な空気になんのイヤだけど誰かに聞いて欲しいし、試しに投稿してみようと思ったのよ。

前置きながくてごめんな。こんな夢を見たんだ。

頭上は真っ青な晴天。空にはまばらに白い雲。アロハっぽいシャツ着た俺と、誰か知らないけど学ラン着た黒髪癖毛の太った少年と、同じく知らない黒髪ロングのブレザー着た女の子の3人で舗装されてない踏み固められた土の道を歩いてた。俺が先頭な。

なんで歩いてたのかはわからん。夢だしな。そしたらさ、路肩に看板があるの。その看板曰く、｢この先に女が二人｣

意味わからなかったけどなんでかワクワクしてそのまま｢この先｣とやらに進んでみると、目の前に水平線が見えるほど広い、水底の見とおせない青い湖。海じゃないと思う。水面には波がまったく無く、揺らぎすらなかった。

んで、その湖のほとり、継ぎ目の無い石の橋の手前にこちらに背を向けた、横に並んだ二人の冬服セーラー服の女子が居た。お下げの女の子と、ショートボブの女の子。

この二人が｢女が二人｣かなと思ってたら、お下げの女子(以下お下げ)が湖にダッシュした。その背中に手をのばして｢やめなさい！｣って怒鳴るショートボブの女子(以下ボブ子)。ダッシュした方を目で追うと、湖の中に続く下り坂を、水の抵抗を感じさせない早さで沈み下っていく。

見てたらさ、俺の後ろから学ラン男子とブレザー女子がダッシュしてお下げを追いかけるように湖に飛び込んだ。足をバタつかせて潜水していく。すげぇ早さで沈んでいく。

びびりながら見てたらさ、ボブ子が頭ガシガシして、｢ああー！もうっ！！｣って言って、湖に飛び込んだ。

その後間もなく、学ラン男子とブレザー女子が湖の坂道を登って陸地に上がってきた。ただし、全身ずぶ濡れで頭おかしくなってだけど。

学ラン男子は下半身丸出しで、ひゃらひゃら笑ってる。

ブレザー女子は、うつむいたままで高い声で｢う…う…う…｣って繰り返してる。スカートの中がどうなってたかは知らん。

お下げが連れていこうとして、ボブ子が助けてくれたのか。と思ってると耳許で

｢あんたも早く帰ったほうがいいよ｣

そこで目が覚めた。っていう夢。

｢ふーん？で？｣ってなっちゃったらごめんな！

フロイト先生はなんて言うかな？

先生も言うかな？｢ふーん？で？｣って。