
短編
実は
きむち 2日前
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社会に出てから数年後にFBが流行り始めた
それがきっかけとなり、お世話になった恩師の退職祝いも兼ねた初めての同窓会があった
そこに初老の女性がやってきて、「○○ちゃん!どこなの?!○○ちゃん!!」と叫んでは参加者の顔を覗き込み始めた
すぐに会場のスタッフが取り押さえてつまみ出してくれたが、一部の参加者達がその直後に帰ってしまった
帰ったのはほんの数人だし、理由も仕事だとか子供が居るから等でその時は気に止めるまでも無かったが···
叫んでいた初老の女性には見覚えがあり、後でAさんとい同級生の母親である事を思い出した
せっかく集まったついでに、Aさんがどうしているのか気になって調べたらゾッとした
Aさんは数年前の同窓会の後に会場が土砂崩れに巻き込まれて亡くなっていた
地元の新聞にも載っていて、そこには帰った参加者達の名前が主催者としてあった
それだけならゾッとするほどでも無い
調べているうちに日付が変わって、速報として帰った参加者達が土砂崩れに巻き込まれたとの記事があった
実は主催者はまだ生き残っていて、それは私なんです
この怖い話はどうでしたか?
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- 成仏してくれ( ゚д゚)一成カンパニー