
長編
天罰。。。。
匿名 1日前
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っていた狐顔がもう逆に怖い。。。
色々怪しげな話をしていたが、俺はどう逃げるかを必死に考えていたから、内容はほとんど覚えていない。
すると、
「だからね、私、油揚げを持ち歩いてるの!!」
と言いながら、小さなバッグ?からゴソゴソと取り出そうとする。。。
(は!?は!?は!?)
俺は死ぬほど混乱した。
誰でもするだろ。
その時、
バッグから果物ナイフが見えた。。。
(やばい!!やばい!!やばい!!!)
(刃物はやばい!!!!)
(見てないフリしろ!!!)
(落ち着け!!!護身用かも??)
(んな訳あるか!!!)
(やばい!!!!どうする!!!???)
俺はめちゃくちゃ取り乱したが、
刺激をしない事だけを考え、聞き役に徹する。
「谷君も一緒に食べる???」
食える訳が無い。。。
「い、いや、、、緊張してるからかな、、
食欲無いや、、、、、。」
深夜の車の中で、
残念そうに油揚げを貪っている女が横にいる。。。
この時点で俺の中ではトップクラスに怖いのだが、
「だから、私狭い所も大好きなんだよ!!!」
とか言い出す。
最早意味がわからない。。。
そういうとおもむろに、前に説明した後部座席と後部ガラスの隙間の棚に入ろうとし始める。
いっておくが、幼稚園の子が入れるか??位のスペースだ。
(は!?は!?なにやってんのこいつ!!?!)
狭すぎるスペースに細身とはいえ、160センチ以上の大人が入る訳が無い。
そこに無理やり入ろうとする為、
首は変な方向に曲がり、腰は捻れ、足は宙ぶらりんになっている。。。。
どう見ても、
後部座席の天井、側面に女の霊が張り付いている様にしか見えない。
「ねぇーーー、ほらぁぁぁーーーーー。」
(!!!!!!!!!!!!!)
よく声を出さなかったと自分を褒めたい。
俺は必死に声を抑え、必死に作り笑いをした。
とにかく刺激をしない事。
俺が身構えてると悟られない事。
これだけを必死に何度も頭の中で反復した!!
ずるりと降りて来たソイツは俺に近寄ってくる。。。
とっさに俺は
「あ、、、トイレ行きたくなったから、コ、コンビニに行きたい!!!」
「ーーーちゃんはまだ時間大丈夫???」
「まだ一緒にいたいし、トイレは先に行っておきたいな!
この怖い話はどうでしたか?
chat_bubble コメント(7件)
- おもろ!話すの上手ですね♪ゆゆゆ
- 急にテンション高くなるの怖いアルカディオのあさがお
- 1位と2位のエピソードを希望wみー
- 稀なケースですけどねw 月を見ると踊りだす子 人形を自分の子供と紹介してくる人妻 どうにか宗教に入信させようとしてくる子 色んな子に会えたのは今では貴重な体験ですノ1人で寝れない
- こわっ!!知らない人とあって危ないのは女性だけじゃないんですね(∩´﹏`∩)北海道のモモンガ
- コメありがとうございますノ 様子見て、需要ありそうならいずれ 1位のエピソードも書きますノ1人で寝れない
- 怖い千雪