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中編

超高層ビルにて

匿名 3日前
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かなり昔の出来事である 当時俺は都内の超高層ビル30階にある会社に出向社員として働いていた 帰りはいつも深夜 このビルは退出が夜10時を過ぎる場合は防災センターに退出予定時刻を申告する事になっており必ず時間通り退出しなければならない 便利なことに退出時刻になると迎えのエレベーターが扉を開けてフロアーで待っているのだ ある日のこと 退出時刻となり同僚とエレベーターホールに向かった いつも通り迎えのエレベーターが扉を開けて待っていたのだが この日はなぜかもう一台扉が開いている 同僚 「おお 2台来てるじゃん せっかくだから別々に乗ろうぜ」 俺 「いいですね じゃ俺 奥の方に乗ります」 乗り込んだ瞬間に違和感を感じた うす暗いのだ ボタンを押す前に扉が勝手に閉じてしまった 慌てて防災センターがあるB1ボタンを押したが下がるどころか上昇している 最上階55階まで連れていかれた 扉が開くとエレベーターの灯りでうっすらと看板が見えた レストラン街のようだ たぶん従業員が帰る為の迎えで昇って来たのだろう  でもこのフロアー既に真っ暗なんだけど… しばらく待つも誰もこない 同僚の携帯に電話しようにも何故か圏外 気味悪いから一刻も早く下に降りようとボタンを連打するも全く反応しない やっぱ故障だなコレ 幸い ホールの呼び出しボタンが使えたので別のエレベーターの到着を待っていたのだが待てど暮らせど来ない 階段で… いや 55階も降りる気力なんか無い その時フロアーの奥から人の気配を感じた よかった 人がいた 「すみませ~ん エレベーター来てます 急いでくださ~い」 気配が 消えた 血の気が引いた 半べそ状態でボタン連打 エレベーターが到着 助かった 扉が開くと同時に飛び乗る 閉ボタンを超連打 閉まりかけた扉ごしに見てしまった 暗闇に浮かぶ白い顔 この瞬間から記憶が途切れる 気が付くと防災センターのソファーに寝かされ同僚と警備員がそばにいた 同僚 「お前 何であんな所にいたんだ」 俺 「あんな所って エレベーターが勝手に昇り始めて最上階55階のレストラン街でひどい目にあったんですよ 幽霊見たんです」 同僚 「幽霊? だいたい俺らが乗ったエレベーターはオフィス専用だからレストラン街なんか行かねーぞ 寝ぼけてたんじゃねーのか」 俺 「寝ぼけてませんよ 

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  • 今でさえ50階高層はそんなに多くないのに、当時都内で45階建となると相当限定されますね。何年くらい前でしょう?行ってみたいから。
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