
長編
スーパー銭湯
(;¬_¬) 4日前
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今日、スーパー銭湯に行ってきた。
脱衣所に行くと、色黒の男とおっさんが大声で怒鳴り合う声が聞こえてきた。
おっさん「お前順番守れよ。うちの子供だってそのぐらいのこと分かるぞ!」
色黒の男「何言ってんだよ!お前が守れよ!」
色黒の男はニューヨークにいたら黒人から「ブラザー」と呼ばれそうな感じの男で、清原和博のように黒く、とても威圧感のある男だった。
おっさんの方も体格がよく、一度言いだしたら引かない感じの男だった。
途中から聞き出したので正確にはわからないが、どうやら二人はスーパー銭湯に設置されている「日焼けマシーン」の順番をめぐって言い争っているようである。
「人は見た目が9割」とかいう本があったが、私にはブラザーが割り込んだように見えた。
私は、気にせず着替えを済ませ風呂に入ることにした。
私が風呂に入ろうとした時、おっさんが
「このチキンが!」
と怒鳴った。
すると、ブラザーが風呂場まで響くほどの大声で、
「誰がチキンだ!コラァ!!」
と言い返した。
私は、
「チキンじゃねえよ。黒豚だ。鹿児島産だ。なあ、ブラザー」
と思ったが、ニューヨークのギャングを敵に回す勇気もないので何も言わず風呂に入った。
30分ぐらいして脱衣所に戻ってきた。
おっさん「従業員呼べよ!」
ブラザー「呼んでみろよ!」
二人はまだやっていた。
数分後、従業員がきて、二人の事情を聴き始めた。
この時、責任者と思われる従業員は女性だったのだが、ブラザーは前を隠さず全裸で女性の前に立ちおっさんを批判し始めた。
私は、全裸で女性従業員に主張するブラザーをみて、
「なぜ、隠さないんだ。これがニューヨーク・スタイルか?」
と思ったが、日米の文化の違いに戸惑い、何も言えなかった。
一方、おっさんは腰にタオルを巻いていた。
「人は見た目が9割」とかいう本があったが、
ブラザーよ、
1割くらいは
隠そうぜ
私は心の声を詠んだ。
私は、岩盤浴に入ることとした。
30分ぐらいして脱衣所に戻ってきた。
おっさん「警察呼べよ!」
ブラザー「呼んでもいいですけど、警視以上の人を呼んでくださいね。じゃないと話が通じないんで。」
ブラザーは「警察」という単語に明らかに焦りを見せていた。
近くの人に聞いてみると、私が
この怖い話はどうでしたか?
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- 悪く無いね^^うんこりん
- 他バン行けや!環七
- 私は日焼けマシンを使ったことが無いのですが、2人一緒には使えないのでしょうか…美尻自慢の中年男性
- ニューブラwwここに入力して下さい
- 面白いまい
- 銭湯で喧嘩ってブルー
- 今までで一番怖かったですにゃんこ
- 面白い話ですね(褒め言葉)a100-7
- コメントありがとうございます。 映画の実写化狙っています。
- 語り手の人が面白いww_