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「第二次世界大戦」を語る中学校社会の授業

別に特別なスキルや道具はいらない。授業は真剣に語る者と聞く者、またそれを引き出す話題があれば成り立つ。
・・・
俺らの学年の社会の先生は、生徒が言うのも難だけど授業がつまらなくて授業中に内職やお喋りは当たり前だった。
そんな先生が、2年生の3学期に「第二次世界大戦」の単元に15時間(通常は5時間程度)をかけると最初の授業で豪語していた。
はじめは、
「バカじゃねーの?どうせ好きな戦艦とか戦闘機の話でもするんだろ?」
「俺らは寝てるだけでいいからなぁ。ほっとこうぜ!」
「予告するだけラッキーじゃね?どうせ注意しねえし、思いっきり内職しようぜ?」
だが・・
授業が始まってみると、今までの単元とは打って変わったように真剣に授業をする先生。
授業中に寝てたり、内職する生徒はすぐにいなくなった。
実は、先生の親族は戦争に関連する親族が多かった。
・先生の祖父は、戦争中に満州に行き壮絶な戦いののち帰国した。
・先生の父は毎日空襲の続くなかで生まれた。命に関わる危機など何度もあった。
・先生の祖父の姉は、朝鮮半島に攻めてきたソ連兵に・・。
など、それは聞くに堪えない内容の数々だった。
授業は常に緊張の連続で興味を惹くものであり50分の授業があっという間だった。
授業の中での話の中には思わず涙を流すものもあったり、戦争の意味について深く考えさせるものだった。
「第二次世界大戦」の授業は予告通り15時間で終わったが、最後はもっと聞きたいと多くの生徒の声が上がる程だった。
先生も生徒も本気で語りあった15時間の授業。
それだけ「第二次世界大戦」に関する内容は人を動かすものなんだろうか。
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