
長編
ムシャクル様
匿名 5日前
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音、家鳴り、水滴の音などが聞こえると、体中がふるえあがってしまう。
いつまた自分がああなるか、自分の周りの人がいつああなってしまうかと思うと、怯えてしまってこまる、と言っていた。
その時、住職がなんと言ったか覚えていない。
普通に考えれば、精神的な病ではないか、ストレスへの防衛で怒りに転化したのではないか、などが考えられると思う。
が、僕にはこの話しは、勘違いや偶然とは言い切れない。僕の母方の祖父が、似たような話をしていたことを知っているからだ。
祖父は若いころ、友達と、その恋人と三人で、恋人の故郷である、中国地方のとある県に物見遊山に行ったことがある。
恋人の一族の墓参りを済ませ、帰ろうとしているうちに、友人が便所に行った。そして、便所から出るなり、待っていた祖父に殴りかかってきた。
血の気の多かった祖父も即座に応戦し、両者血みどろになった(その際、目突きや首締め、金的など、普段はそんなことしない友人が、ダーティーテクニックばかりを使ってきて、その殺す気っぷりに驚いたらしい)。
そのうち、血相を変えた土地のお婆さんが駆けてきて、二人にべたべたする水をぶっ掛けた。なにをする、と怒り心頭に発した祖父だったが、いつの間にか男たちに取り囲まれており、袋叩きにされた。
恋人が周囲を走り回り、人を集めたものらしい。
その後、友人がおかしくなったのは『ムタチクル様』(六太刀狂様か、無太刀狂様とでも書くのかもしれないと祖父は言っていた。ムシャクル様が転化したか、祖父が聞き間違えたか、記憶違いか)の呪いのせいであり、
二人とも暴れているから、二人やられたのかと思った、こうするしかなかった、等を言われたらしい。
納得いかない祖父が噛み付いたところ、友人は誰かに怨まれており、これはおそらく人為的な呪いだ、今回は払えたが、これ以上はどうすることも出来ないと言われた。
祖父はなにか言おうとしたが、思い当たることがあった様子の友人の手前、それ以上はなにも言えなかった。
恋人は、顔面蒼白となっていた。
友人の恋人には、かつて婚約者がいた。友人は、それを知りつつ近づいて、婚約者から女性を奪い取ったプレイボーイだった。
婚約者を奪われた男は、この村の出身だった。男は恋人を奪われたことでひどく落胆し、当時住んでいた兵庫県を引き払い、北海道に移ったらしい。
「そして、北海道から、友人に『ムタチクル様
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- >文才ない。 言葉選びのセンスなし。 同意。自意識過剰な学生さんが頑張って書いたという感じ。実際に学生さんなら年相応で良いと思いますが、そうでなければ稚拙です。匿名
- 文才ない。 言葉選びのセンスなし。shiiiita
- あ!これ私も知ってる!前に怖い話を集めた サイトに書いてありました。その地域の人と、 体験者しか知らないらしいです。そのムシャクル様は他所の地域から来た人しか襲わないらしいですよ。しゆか
- 凄いお話し(>_<;) でも面白かった! 文も読みやすかった♪ぴょん吉
- 北海道と中国地方に対する熱い風評被害N
- 作者も話も凄い!このサイト読んで来てよかった!当たりです!説明は細かい、話も良いのになぜか情景が目に浮かぶ話が少ないなか、まるで買った本を読んでるかの様です。どれもストレートで無駄な言い回しが一切ありません。鳥肌たちました!描写も本当に素晴らしい、そのおかげで恐怖感も倍増しました。また他の作品があれば期待しています!!きつね猫