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長編

死んで欲しいとは思いませんか?

匿名 2020年9月17日
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これは、私が住んでいる地域で起こった話です。 私の住んでいる地域は小さな田舎なんですね。 牧場物語くらいの規模と思ってください。今風に言うとどうぶつの森。でもどうぶつの森の方が自由度が高い。 仮に私の住んでいる場所をA市としましょう。 私はA市の中でも隣町に近い、比較的都会な場所に住んでいます。その証拠にオークワがありますからね。 しかし、A市の中でも特に奥まった場所にちょーっと評判の悪い集落じみた場所があるんですね。 山に隣接していて10戸くらいの家でできているのかな? 住んでいる人は老人揃いで、その全員がA市に古くから住んでいるんです。なので非常に排他的で、自分たち以外の住民を忌み嫌っていて周辺を歩くのにも突っかかってくる(スーパー元気老人じゃん)くらいなんです。 こんなこと言っちゃあやばいんですが、小学生の時に先生に「〇〇に近づくのはよくないよ」とか注意されるくらいにはやばいし、どうやら警察も中々立ち入れないらしい場所なんです。 なんでも、その集落の人たちは明治かなんか忘れたんですが、事業?土地?よく知らんのですけどなんかしらで成功していて(これは本人たちが私達を罵倒するときによく持ち出す話なのでどこまでが本当かは知りません)非常に沢山の財産を持っているそうです。後老人揃いなので偉い人に顔がきくらしい。 で、今日お話するのはそのやっべ〜限界集落に関わることなんです。 実はその集落、なぜかはわからないんですが一年に一度家10戸をぐるっと取り囲んだ非常に大規模なお祓いをするんです。 私、詳しくないので適当なんですけど着物をきた神主さんかな?がなんやら念仏を唱えたり巫女さん?がスターパレードに使うような(検索してね、私のお遊戯会の曲です)鈴もってダンシングしたりするんです。 ところで、私は子供の頃から非常に好奇心旺盛で可愛い女の子でした。 そして、怖い話が大好きでした。 修学旅行の夜の怖い話係として人気者でしたが肝心の話をすると怖いと突き飛ばされたりして悲しかったです…。ちな、当時の十八番は「呪いの黒電話」!!!(テレビで見た話をそのまんま話してるって言うカス小学生) そーんな可愛くて好奇心旺盛で面白い女で怖い話が好きな私が大規模なお祓いを放っておくと思いますか⁉️いえ、思いません❗️(反語ってヤツ?) 今までは基本平日の朝からやってたので見に行く機会がなかったのですが、幸い今年は大学四年生。ひまのひまのひまひまです。 よって、アマプラで「来る」を観た影響もあり、私はお祓いを実際に観に行くことにしました。 ということで、私は自転車に跨り限界集落に突撃貴様が朝ごはん!しました で、実際見たらやっばいんですね。 合計10戸くらいの小さな集まりとはいえ、面積は中々大きいんですがぐるっとしめ縄?みたいなもので辺り一面が取り囲まれてるんです。 で、しめ縄にはよくわかんないんですけど(古文の成績が悪かった)達筆で書かれたお札?みたいなのがぶらぶらぶら下がっていました。 まあ、それくらいならなんとなーくやりたいことがわかるんですけど、一番異様なのは盛り塩が非常に等間隔に並んでいるんですね。 盛り塩って普通部屋の四隅?みたいなイメージがあるじゃないですか。 でも、しめ縄の下に1mおきの等間隔くらいにすごい量の盛り塩が並んでるんです。 こっわ…ていうか用意するのめんどいやろな… で、ぼーっとしめ縄を眺めてたらいきなり後ろから腕をぐいっと引かれました。 まさかお化けか⁉️と思ったんですが、振り返るとその集落に住んでいる人の中でもかなり攻撃的な老婆が私を睨んでいました。 やっべ〜と思ってたら老婆が持ってた杖で私のお腹をぐぐっとついてきたんですね。 普通に痛いしゲロを吐きそうになってその場に蹲ると、凄い勢いで怒鳴ってきました。 正確な内容は覚えてないんですが、「お前は〇〇のところの餓鬼だな」「昔ものをよく壊した」(まあまじの話なので…)「お前はいつも邪魔をする」「殺したる」というおっかない感じでした。 私は蹲りながらもこっえ〜でもパワーなら私の方が勝てるっしょ…と武井壮のように対老婆戦闘マニュアルを脳内で組んでいました。 で、老婆が飽きることなく私を怒鳴っていたらそこに一人の女性が横槍を入れてきたんですね。 「何をなさっているんですか?」 静かな声でした。それなのに、私も老婆も思わず動きを止めていました。(私は元々蹲ってますけどね)人生でこんなに綺麗な人を見たことがないと思うくらいの女性だったのと、お祓い(厄年の時受けたんですけど寝てたからうろ覚え)の時に見られる巫女さんみたいな和装?(にしては金色の刺繍とか入ってて派手でしたけど)を着ていたのもあって存在感が非常に強く、わたしは暫し腹の痛みも忘れてその人の顔にじっと見入っていました。 「(老婆の名前)さん、〇〇(聞き取れなかった)はこちらに干渉することはできません。アレは生者を唆すんです。私達は〇〇への対処はできても生きている人には対処ができない。あまり他者を虐げてはいけません。それこそ、第二の〇〇が現れてもおかしくないことを貴方たちはしているんですから…」 うろ覚えなんですけど、そんなことを言った後女性は私をそっと支えて立たせてくれました。 ちょっとドキドキしました。 でも、その瞬間さっきまで激昂していた老婆が静かになってふらふらと家の中に入っていったのも怖かったので違う意味でもドキドキしていました。 「大丈夫ですか?」 なんて返事したのかは覚えてませんけど、「あっはい…」とか小林製薬式の返事をしたと思います。 そしたら、巫女さん?が「災難でしたね、よかったらどうぞ」と言って何かを手渡してきました。 一瞬お守りとかかな!?と思いましたがなんてことはありません、小分けになったチョコパイでした……(なぜ…?) 私は巫女さん?にチョコパイを貰うという非日常に愕きましたが、チョコパイは好きなのでお礼を言いました。エンゼルパイだったら争いになってたのでよかったです。 折角巫女さん?に会ったので、何かお祓いについて聞けるんじゃないか?と思って彼女に話しかけようとしましたが、生憎忙しいようで「今日はあまりここに近寄らない方がいいですよ。あの人たち、気が立ってるみたいですから」と言って先程の老婆が帰った家に入っていってしまいました。 お祓いをもう少し見ていたい気持ちはありましたが、集落の人はみんな排他的で攻撃的なので巫女さん?が諫めてくれたとはいえ同じことが起こらないとは言い切れないし、巫女さん?にも迷惑をかけたくないと思ったので私はすごすごと帰ることにしました。 行きは自転車ですいすい来たんですが、お腹が痛いのと音楽が聴きたいので帰りは自転車を押してぼーっと歩いていました。 で、集落から1キロくらい離れたくらいでしょうか? 前方の道に、髪の長い人が佇んでいるのが見えました。 自転車を押しながら近づくと、髪が長いので女性かとも思いましたが男性のようです。 なんていうんでしょうね、整った?派手ではないんですけど、パーツとその位置が綺麗に揃っているんでしょうか?特別魅惑的!とか格好いい!とは思わないんですけど、品の良さそうな顔をした男性でした。 ところで、私の住んでいる場所はやばい田舎なわけです。 多様性なんてカケラもない閉鎖された空間な訳です。 私は新興住宅地?に住んでいるのであんまり感じたことはないんですが、髪を染めただけで近所のお婆ちゃんにグレたと泣かれたりするような場所なので髪の長い、それも綺麗な男性がいたら絶対知っているはずなんですね。(回覧板にお婆ちゃんの手書きで注意喚起書かれたりするから、私は髪染めた時に書かれました。) つまりこの人は外部の人なわけです。 で、ここで閃きました!ひらめは

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