
長編
綺麗な人
匿名 2日前
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私が体験した実話です。
私は大阪で両親と妹と4人暮しをしていました。
毎年、長期の休みになると母方の祖父母の家に泊まりに行くのがお決まりでした。
私も祖父母が大好きだったので泊まりに行って帰る時に駄々をこねるくらいでした。
小学2年生の時、祖父母が兵庫県の姫路に引っ越しました。
引越し先はものすごく田舎で祖父母が引っ越した家以外隣には家はなく田んぼや山ばかりの場所でした。
ご近所さんの家まで歩いて20分もかかるような場所だったのを覚えています。
小学2年生の夏休み。早速、私と妹と母親は祖父母の家に泊まりに行きました。
見た目は古い感じの木造2階建てでした。
私と妹は速攻で夏休みの宿題を終わらせ、田舎をたっぷりと堪能していました。虫取りに川遊びなど外でよく遊びました。
夏休みも半分くらい過ぎた時です。
私と妹はまた外で遊んでいました。
その時、私と妹は確かザリガニや小さいカニなどを川で捕まえて遊んでいたと思います。
太陽が傾いてきて、空が赤くなり出した頃。
妹は遊びに飽きたようで、「お兄ちゃん。私さき帰るで。はよ帰ってきいや。」と言い、先に祖父母の家に帰りました。
私はもう少しだけ。と、遊びをつづけていましたが、1人で遊ぶとそんなに面白くないことに気づき、妹が帰ってから10分くらいして私も家に帰りました。
まだ空は赤く、さほど暗くはなかったの覚えています。
私が遠目から祖父母の家が見えるくらいの所まで帰ると、異変に気づきました。
祖父母の家の庭で妹が何か土遊び?のようなことをしているのですが、そこではなく。
祖父母の家の2階に知らない人がいたのです。その人は紫のような服を着ていました。
しかし、遠目だったため、走って祖父母の家まで近づいて、門の目の前まで行きました。
まだ居ます。その人は紫の着物をきた綺麗な女の人でした。
めちゃくちゃ目があってたのを覚えています。
じーっと私の顔をみていました。
すると、妹が話しかけてきて、気が妹に向きました。
一瞬、目を女の人から逸らしてしまい、また2階に目を向けると、女の人は居ませんでした。
私は妹に「2階に女の人おるけど。だれ?」
と、聞くと「今、うちには私とばぁちゃんしかおらんで。」と言われました。
私はえっ?となりました。
そういえば、確か祖父母の家は木造の二階建てだったのですが、2階に上がる階段には蓋がされており、祖父母は物置として2階を使っていたため、滅多に2階に
後日談:
- 霊感のある友達にこの話をして、今住んでる部屋を見て貰ったのですが、嫌な感じはしなかったそうです。 友達曰く、部屋ではなく、私自身に取り憑くまでは言わないけど着いては来てるらしいです。 ほっておいても大丈夫だと言われたので、そこまで私もビビることはなく過ごしています。
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- 孫のいる歳になって隣には家のないような田舎に引っ越す理由が気になって話が入ってこなかった噺と関係なくてほんとにごめん