これは私が中学3年生の時に体験した話です。 初めての投稿なので誤字や駄文なのは ご容赦ください。 あまり怖く無い話ですが、読んで頂けると嬉しいです。 私が通っていた中学校は田舎にあり 当時は全校生徒180人前後で生徒数は多く無いですが3階建の校舎が3棟ありました。 （歴史のある学校で昔は生徒数が多かったそうです） 1年生、2年生の教室がある北校舎 3年生の教室、職員室がある南校舎 図書室がある新校舎 という感じで他にも理科室や家庭科室など、いろんな教室が有りますが とにかく空き教室が多く 日中でも薄暗く気味が悪い場所が多くあり そのせいか、いろんな噂話がありました。 3年生の秋頃の出来事だったと思います。 受験の対策として英語の特別授業が有り クラスで英語が得意な子、苦手な子で 2グループに分かれての授業でした。 大体クラスの半分くらいの人数に分けられ 得意グループは自分達の教室で、 苦手グループは普段使われてない 空き教室で授業を受ける事になりました。 使う空き教室は、南校舎の3階にある教室でしたが 南校舎の3階には空き教室しか無いので 私も含め殆どの子が初めて3階へ行きました。 「教室の鍵って誰か持ってる？」 「俺持ってるで！」 「3階って掃除とか誰かしてんの？」 「してないんちゃう？」 「ヤバ！トイレ封鎖されてるやんw」 「なんか出るんちゃうんw」 「やめてよ怖いやん！！」 などと皆口々に話しながら 教室移動して先生が来るのを待っていました。 ちなみに空き教室や、教室移動で誰も居なくなる教室は必ず施錠し、鍵は職員室の規定の場所へ置く決まりでした。 教室の廊下側は腰高の窓になっていて 曇りガラスですが、誰か廊下に居ると 人影が分かる造りです。 その日もチャイムが鳴り 皆んな席に着いて先生が来るまで それぞれ喋っていました。 暫くしても先生が来ないので 「先生遅くない？」 「教室ここで合ってるやんな？」 「先生に鍵渡されたからな。合ってるやろ」 「先生トイレ篭ってるんちゃうんw」 等話していると、いきなり廊下側の窓が 「バンッ！！！」 と誰かに叩かれた音がして 皆一斉に窓を見ました。 曇りガラスに映った人影が教室の前方にある扉の方へ動いていたので 先生来た！と思い教室の中は静まり返りました。 しかし、1〜2分経っても教室の扉が開かれる事は無く1人の子が不安そうに 「今、先生来てたよな？」 と口を開き