
短編
連れていかれた母親
キャノン 3日前
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亡くなったひいおばあちゃんが体験したお話です。
昔私の家には従兄弟のおばと息子が私の家族と一緒に住んでいました。
息子は体が弱くいつも鼻水を垂らしていたそうです。
病院に連れていきたくてもお金が無く息子は日に日に体調が悪化していきました。
そして、亡くなってしまったそうです。
おばは「病院に連れて行けずごめんね。ごめんね。独りで寂しいよね。ごめんね。ごめんね。」と泣き叫びました。
それからというもの朝晩お墓参りをし家に帰って来ると2回で毎日のように泣きながら「ごめんね。ごめんね。寂しいよね。ごめんね。」と繰り返していました。
それから月日がたちましたがおばは相変わらず朝晩お墓参りをし泣きながらごめんね。ごめんね。と行っていました。
そんなある日いつものように墓参りを終え2階の部屋に行こうと階段を上がって部屋に入る辺りで誰かが階段を駆け上がる音が聞こえました。
その瞬間「ギヤああああああああぁぁぁ!!!!やめてえええええぇぇ!!!!」とおばの叫び声が聞こえひいおばあちゃんは急いで向かいました。すると2階の廊下で死んだ息子がおばの髪を引っつかみ階段から落としました。
落とす直前息子はハッキリとこう言いました。
「一緒にいこぅ、、」おばは即死だったそうです。
この話しをひいおばあちゃんは私の父が小さい頃話してくれたそうです。
ひいおばあちゃんは最後にこういいました。
「人間や動物に必要以上に情けをかけるな」と
後日談:
- その話を聞いたあと思い出しましたが幼稚園の頃よく階段を誰かが上がってきたり下がったりと聞こえてました。それも夕方に
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- 確かに。必要以上の愛情をかけてはいけないって、聞いたことがあります。自業自得…だと思うのですが、どちらも可哀想ですね。しゆか
- めちゃくちゃ怖かった!匿名