私の家族は皆霊感があります。 怖い話ではありません。 なぜ霊感があるのかはうちの家系にあると思います。 家は代々続くお寺が本家で 私の母の祖父の代からは家にお坊さんはいなくただ家のご先祖さまを本家で守って います。 なので私の祖母も母も兄も姉も従兄弟も叔母もみんな幼い頃から不思議な体験をしているそうです。 私も受け継いでか霊感があり 私には人についた霊が見えてしまうんです。 私が体験した２つをお話しします。 初めて人に取り付いてるものが見えたのは 中学校に入ってからでした。 学校の先生と廊下ですれ違った時 耳鳴りと変な匂いがしたんです。 気になり振り返ると 先生の後ろをついてく女の人がいました。 すぐに霊だとわかりました。 その人には足が無く体も透けていました。 しばらく見ていると急にふっと消えてしましいました。 しばらくして先生は急に学校を辞めてしまいました。 そんな事があり数ヶ月が経ったある日今度は小学から仲の良い親友が体調を崩しがちになりました。 気になっていた時その子から私に 「ねぇ、私何か付いてない？」 と聞かれました。 私は彼女に精神を集中すると 獣の匂いがしたんです。 そしてふと右肩が気になり 手を伸ばし触って瞬間頭に蛇が浮かんだんです。 私は友達に蛇に関することで心当たりがないか聞きました。 すると土日親戚のうちに行った時途中の道に蛇が死んでいたのを見つけ思わず振り返って見てしまった。 私はすぐ彼女にお寺に行きお祓いを進めました。 次の週の月曜日彼女は元気になっていました。 私の思った通り彼女には蛇が付いていたそうです。 それからも私は色んなところで見えていましたが見えないふりをしていました。 そしてもう１つ 高校生に入ってやっと友達ができた頃 でした。 ある日仲のいい友達にいつもの様に おはよーと声をかけた時ふと動物の匂いが漂ってきました。 でもその子はアパートに住んでおりペットは飼っていないと言っていたはずでした。 私は友達に 「ねぇねぇ？ペットでも買い始めた？」 と聞くと友達はいきなり顔つきを変え 驚いきがちに 「えっ？飼ってないよ？ なんでそんなこと聞くの？」 と言いました。 でも、様子がどうもおかしかったで 「何かあったの？」 と聞きました。 すると友達は実は、、 「この間ねお母さんと買い物の帰り道に猫の死骸を見たの。 私ね、思わず振り返ってかわいそうって言ったの。そしたらなんかさ、背中が重いんだよねー」 私はちょっとごめんねと言い 彼女の背中に触れると猫が見えました。 やはり猫が死体を見て可哀想と思った彼女に付いてしまっていました。 彼女に放課後また話すねと言って 放課後にもう一度彼女の背中に触れました。 猫はピタッと付いて彼女に助けを求めていました。 私はそっと話しかけました。 「ごめんね。 この人はあなたに何もしてあげれないのだから和尚さんに天国に導いてもらってね。 何もしてあげれなくてごめんね。」 すると猫は柔らかい表情になりにゃーおと 泣いたのが聞こえました。 そして友達に体調を尋ねると少し楽だと 言いました。 私はすぐにお寺に行ったほうがいいよと 何が付いているか説明をしました。 彼女は親戚が霊能者がいるらしくのちに祓ってもらったと言っていました。 それから彼女から動物の匂いが消えました。 そしてその日あの猫が夢に出ました。 猫は柔らかい表情でにゃーと鳴きました。 そして眩い光の中へ歩いて行きました。 まるで私にお礼とお別れを言っている様でした。 次の日私は家の本家にある動物の霊を祀っているお墓に行き手を合わせました。 そして心からあの猫に天国で幸せにやるんだよと祈りました。 このことがあって最近は見えてません。 でも、家で怪奇現象は起きます。 でも家は大丈夫だと思います。 だって家には本家で眠っている39代目和尚さんが私たちを守ってくれているから。 その証拠にお寺の血を引いているみんな体にあざがあります。 あざについて気にとめてなかったのですが 後から祖母が教えてくれました。 家にはある遺言があるそうです。 それはうちの血を引くものには必ず体にあざがでる これは39代目のおじいちゃんが生前残した言葉だそうでその印におじいちゃんは筆で身体中にあざを書いて亡くなったそうです。 遺言は当たりました。 私の家族父以外みんな体にあざが生まれつきあるから。