
長編
ハンカチ落とし
匿名 2013年10月15日
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騒ぎも要約少し収まり始めたある日の事。
Aさんは普段と変わりなく登校し、自分の5年○組の教室の扉を開けて入っていきました。
するとすぐに教室内の様子がいつもと違う事に気づきました。
いつもはワイワイ騒がしいはずの教室内が、今日は何故かシーンと静まり返っているのです。
思わずその場で動けないでいると、Aさんが来たのを見つけたEさんが凄い剣幕で近づいて来て言いました。
「ちょっとあんた!アレどういうつもりよっ!」
急に教室の中央辺りを指刺して怒鳴ってきます。
訳も分からず指差した辺りを見てみると、Eさんのグループの子の一人が自分の机に座ったまま泣いていました。
その周りには残りのメンバーも見えます。
ただその光景を見てもEさんが何を言いたいのかが解らず、首を傾げる事しか出来ません。
考え込むような素振りを見せるAさんを見て、Eさんは強引に彼女の手を取り泣いている子の席の前へと連れていきました。
「あんたでしょ!これやったの!だってそうとしか考えられないものっ!」
机の上にあった物を手に取り、両手で広げてこれでもかというほどに見せつけてきました。
それは一枚のハンカチでした。
なんの事はないよくある無地の黄色いハンカチでしたが、一箇所だけ気になる部分がありました。
右下のあたりに赤い文字でBさんの名前が記入されていたのです。
Aさんの心臓がドクドクと、破裂しそうな勢いで脈打っていきました。
「Eちゃん、違うよ・・・・だって、そんなはずないんだよ・・・・絶対無理なんだよ・・・・・」
座って泣いていた彼女が、か細い声でAさんにも解るように説明してくれました。
今日の朝の事。
いつもの様に自宅の玄関を開け、学校に向かおうとした時にそれに気づきました。
玄関のすぐ傍にハンカチが落ちていたのです。
初めはそれが家族の誰かの落とし物だと思いました。
ですが拾ってみてそれがとんでもない物だという事にすぐ気づきました。
(誰かのイタズラに決まってる。きっとそうだ)
そう思った彼女はそのハンカチを登校中に通るコンビニのゴミ箱に捨てていきました。
(つまらないイタズラの事なんてすぐに忘れよう)
彼女はあまり考え込まないようにと自分に言い聞かせながら学校へと向かいました。
しかし教室についた彼女を絶望が襲いました。
彼女の机の上には先程捨てたはずのハンカチが綺麗にたたんで置いてあったのです。
「だから!それはこの子がゴミ箱から拾って先回りし
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chat_bubble コメント(28件)
- そもそも運動神経がわるいんだったら走り込みをすればいいじゃんかあいふ
- そもそも運動神経がわるいんだったら走り込みをすればいいじゃんかあいふ
- Bさんのメンタルが弱すぎるあ
- まあまあ良かった。 おもろかったよ。 こういう長文の方が読み応えあって良き名無し
- Aさんは何処い・・・・墓場
- みんなが行方不明になっているのにAさん目線はどうなっているの名無し
- Bさん流石にちょっとやり過ぎかなぁと思った。 ハンカチ落としを素直に断らない所やAさんが助けてくれると勝手に思っちゃってる所とかなんか嫌。大学芋
- 死んだもん勝ちだね。。
- クッソこええ 夜中トイレいけなくなったぞ! どうしてくれるんだ!!伝説のサバイバー
- いじめる方も難あるけどね愁水@凛