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短編

地下鉄の幽霊電車

匿名 2日前
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それは、ひと昔前のまだ国鉄と営団があった時代で自動改札機やエスカレーターなどが一般的でなかった1980年代だった。 その日、俺は東京の都心で飲んでいて、夜遅くなっていた。 最寄りの地下鉄駅に着いたのは、夜の12時過ぎだった。改札を抜けて階段を降りていると、列車発車のブザーが聞こえ、階段を登る人たちが数人いた。 急いでホームに下りると電車がちょうど発車したところだった。 「しまった。終電か?」 と思って駅の時刻表を探したが近くにはなかった。 俺はしばらくどうしようかなと考えていた。 数分後、ホームの目立つところにある 「○ 電車がきます」 の看板が点灯した。 よかったと思っていると、電車が入ってきた。 だが、その電車を見て凍りつく俺。 その電車はこの路線で走っていた車両だが、数年前に廃車になり、今は新型車両が走っているはずなのだ。鉄道にはそれなりに詳しいからよく分かっていた。 電車の行き先はいつもの行き先だが、方向幕のランプが消えているのか暗い。ホームに着いた電車は全てのドアが開いているが、車内が薄暗く、見る限り誰も乗ってない。 「まさか、幽霊電車??」 俺は怖くなって立ち止まっていると、電車のドアが閉まり、電車は走行音とともに走り去っていった。 俺は階段を登って改札の方に向かうと、コンコースにいた駅員が 「お客様、困ります。終電車から下りたらすぐに出てください。入り口の鍵を閉めるとこでしたよ。」 俺は、さっきの不思議な電車の話をしたが、 「そんな電車ある訳ないでしょう。○分の電車(最初の逃した電車)が終電です。」 駅員に言っても無駄だった。 俺が見たのは幽霊電車だったのか。 もし、あの電車に乗ってしまったら、どこに連れて行かれたのだろうか。

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