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中編

鈴女

まき 4日前
怖い 804
怖くない 614
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これは、私のお母さんから聞いた話です。 私のお母さんは、昔から霊感があり、お母さんの友達も霊感の強い人ばかりでした。 そのなかでも、危ないほど強い霊感を持っていたのが、鷹さんという人でした。 ある日、その鷹さんと、心霊スポットに行くことになったそうです。 そこは昼間でも暗く、あまり人には知られていない場所です。 橋があり、その橋のたもと?というか、手すりのところには、赤茶けた糸がぐるぐる巻にされていました。 その赤茶けた糸のところどころに、ピカピカの大きめの鈴が通されていたそうです。 その橋につくと、霊感が強いもの同士、やばいものを感じだそうです。 「ちょっと、やばいな。帰った方がいいね」 と鷹さんに言われ、全く同じことを思っていた母は、迷わず車に戻りました。 それから、一言も喋らず、帰り道の途中にある祠の前まで来た時でした。 「…俺、危ないわ。死んでしまう」 と、急に鷹さんが、低い声でつぶやいたそうです。 鷹さんはそこで車を止め、祠の前でずっと何かをつぶやいているようでした。 「大丈夫?なにがあったの?」 そう声をかけても答えることはなく、祠の隣にある、人ひとりが入れるくらいの小さな物置小屋のようなところに、入ろうとしていたそうです。 「そこは危ないよ!なにしてるの!?」 そう言って車から降り、必死で止めたそうですが、鷹さんは一言、 「俺朝までここにいるから、朝になったら迎えに来て」 それだけ言って、有り得ないほどの力で鷹さんを掴んでいた母の手を振りほどき、その物置小屋のようなところに入っていったそうです。 なにがなんだかわからないし、何が起きたのかもわからない。 とりあえず車に戻ろう、と思い、母は、車に戻りました。 きっと鷹さんは、私には見えないものが見えたんだ、そう直感で思ったそうです。 それから母は、鷹さんの車で家に戻り、朝まで眠れずにいたそうです。 その間、少しウトウトすると、頭の奥に、鷹さんが震えている映像が流れてくるそうで、寝付けなかったと言っていました。 ふと、時計を見ると朝の五時半になっていました。 迎えに行かなきゃ。 そう思い、急いで支度をして車に乗り込みました。 それから、車を走らせ、やっと祠の場所が見えてきた時でした。 バン!バン!バン! と、車のボンネットを叩く音と、チリンチリンという鈴の音が、激しく母を襲ったそうです。 「鷹さんが危ない」 直感的にそう感じ、猛スピード

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  • 少し寒気がしたよ。
    さや
  • ヤバイ心霊スポットだな!
    ブルー
  • そんなとこに行くのが悪い
  • まじかよ。何で行ったの。
    すいか
  • 霊感あるなら幽霊の怖さを知っているはずなのに何故心霊スポットに行くのか…
    ライチ
  • ホンマかいな
    jhgy
  • これは、怖い
    シルバーアロアナ
  • 怖い話ですね
    サランイ
  • 怖いですね…。
    _
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