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長編
謎の多い公衆電話
匿名
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謎の多い公衆電話

匿名
2019年2月19日
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突然だが、僕は電話が苦手だ。

それは電話が面倒だとか、メールの方が楽だとかそういうことではない。

電話が掛かってくる度にぎゅうと心臓が掴まれたようになる。

とある夏休み。

僕、丸井、高島、伊勢、天満の五人。

いつものメンバーで、いつもの通り僕たちはヒマを持て余していた。

夏のコンビニの光には大量の虫と、大量のヒマ人高校生が集まる。

僕もその中の一匹だ。

田舎のコンビニは駐車場だけはご立派だ。

あまり人が来ない時などは店員とも話をするくらいには慣れていた。

と言っても、そのコンビニの店長は知り合いだったが。

田舎特有の気軽さと言うヤツだ。

「何か面白いことない?」

そんなセリフを一日一回は誰かが言う。

「ないなあ」

それに対する返答も同数誰かが言う。

しかし、その日は少しいつもと違う日だった。

「お前らやることないなら、この人から面白い話聞いたから、そこ行けば?」

コンビニの店長が僕たちにそう言い、タクシーの運転手を紹介した。

「幽霊が出るとか出ないとか、そういう公衆電話があるんだ」

そう言ってそのタクシーの運転手が話し始めた。

「俺たちの中では有名なんだけど、あの●●霊園。あそこの裏手に山道あるよね。そこの公衆電話出るんだって。高速に出るにはあっち通る方が近いから、遠距離に行く客がいたら大体そこ通るんだけどさ。俺は見たことないけど、結構お盆辺りには出る出る言ってるから、今ぐらいの時期なんかちょうどいいんじゃないかい?」

当時、携帯電話普及に反比例するかのようにだんだんその数が減って来ていて、公衆電話は珍しくなっていた。

その話を聞いたときのみんなの反応は、しょうがないからそこに行って暇つぶしをするか、というものだった。

何も選択肢がない状態で、行くか行かないかどちらかを選べ、と言われたら誰でも消極的にだが行く方を選ぶだろう。

僕たちもそんな心理状態だった。

自転車で一時間。

途中にある長いトンネルを抜け、目的地に着いた。

真っ暗な中に白い明かりが一つ。

周りには外灯すらなく、やたらと公衆電話ボックスの存在感があった。

これかぁなどと、わいわいと群がり、ああでもないこうでもないと感想を言い合う。

ひとしきり騒いで満足したのか、はたまた飽きたのか。

誰かが、帰るか、と言ったのを合図に帰ろうと自転車にまたがった。

その時、

リーん

と、公衆電話が鳴った。

僕たちはそのあまりに響いた音に固まった。

今更だが、その霊園の近くの道は恐ろしく車や人の気配がなく、静まり返っていることに気付く。

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