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長編

別荘地にて…

ぼろぼろ 3日前
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怖くない 490
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ていたら、私の有紀先輩に 対する一喝のような返しが可笑しくて… などと口々に話し出しました。 その時は、恐怖心も何処かに吹っ飛んでいました。 堤下先輩:「桃子ちゃんなら絶体に見えるから!」 B男:「見えませんっ!!!」 堤下先輩とB男のモノ真似に皆、大爆笑しました。 『笑うなぁーーー』 キャー ギャー うわぁー 皆、一斉に走り出しました。 別荘に帰り着いた時には息も絶え絶え。 ぜぇーぜぇーという息遣いだけが暫く続きました。 少しして落ち着いた頃、堤下先輩が、 「聞いた? 聞こえた?」と皆にフリました。 全員、頷きました。 怖くて怖くて誰もベッドで寝ようとは しませんでした。 服を着たままリビングで かたまって 一夜を過ごしました。 明るくなると、朝食も摂らずに さっさと 荷物を整理し、別荘を後にしました。 人通りや車通りの多い所まで来ると 少しは恐怖心も薄らいできました。 朝食を摂っていなかったので、 有紀先輩の提案でファミレスに寄る事に なりました。 正直、食欲は無かったのですが、 このまま解散するのも怖かったので 助かりました。 皆も同じ気持ちだったと思います。 コーヒーを飲んでいるうちに、現金なもので お腹が空いてきました。 モーニングを口にし、お腹が満たされてくると 不思議な事に もう怖くありませんでした。 皆も そうだったのかは分かりませんが、 気が付いたら昨夜の話になっていました。 そしてA子が有紀先輩に 「なんで、桃子に見えると思ったんですか?」 と訊きました。(皆も、そうそうと頷く。) 私自身も疑問に思っていた事でした。 有紀先輩曰く、怪談会で怖い話を披露した時、 皆は知人の体験談や人伝に聞いた話が 圧倒的に多かったけど、私だけが、自分の体験談を 話していたからだそうです。 “桃子ちゃんなら、きっと見える” 有紀先輩は、そう思ったのだそうです。 私以外:「なるほど、納得だわぁ~」 結局、私には何も見えませんでしたし、 謎の声は全員に聞こえたんですけどね。 あの謎の声は一体、何だったのか… 大木の横に立つという親子連れの霊と 何か、関係があるのか無いのか… 私達には知る由も ありませんが、 やはり、何かしらの噂が立つところでの 悪ふざけは厳禁という事なのでしょう。 後日談ですが、私達がBB

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  • え、怖すぎ!やっぱりその別荘で何かが起こったから売りに出されたんでしょうね・・・
    しゆか
  • 怖い〜
    ボルケーノ
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