
誰もいない工場に連れて来られたMママ。
ここまで来た車は俺のだし、俺たちに見張られ逃げられないようにされていた。
そして、もう一台の車の音が聞こえ、工場のすぐ外に止まった。
車が止まると、中から出てきた人物はMママの前まで来た。
「I先生??」
「そう私よ。まさか私がこんなことをするなんて思ってなかったでしょ。」
Mママの目の前にいるにはピアノ教室のI先生だった。
「一体どういうつもりなの?」
「それは私が聞きたい。私の母がさくらちゃんのお母さんに渡そうとした交通費、取ろうとしたんだって?」
「え、それは・・」
「他にもピアノ教室の色んな保護者から苦情が来てるのよ。Mママから楽譜にノート、文房具、さらに楽器まで、色々なものをねだられて、断るとひどいことを言われたりされたりするって。Xさんには「ピアノ頂戴」とまで言ったんだって?」
「でも、それは娘のために・・」
「何がMちゃんのためになるの?人様に迷惑をかけること、それが娘のためなの?」
「でも・・」
「あなたのしたことが原因でピアノ教室を辞めた人もいるんだよ。あなたはピアノ教室にも迷惑をかけているの。そして罪もないMちゃんにもね・・」
「・・・」
「とにかく、あなたにはお仕置きが必要なようね!」
「え⁉︎」
I先生はMママに近づいた。
「私ね、普通に結婚して子供もいるけど・・本当は男より女が好きなの!」
Mママはショックで動けなかった。
I先生はMママを蛇に睨まれた蛙のように眺めていた。
そのあと俺と妻はその場を離れ、I先生とMママの2人きりにしておいた。
・・
I先生と打ち合わせていた通り、30分経って俺と妻が戻ってきた。
I先生はMママとツーショット写真を撮っていてI先生は笑顔だが、Mママは顔がひきつっていた。
「あなたがピアノの先生と女同士仲良く楽しんだって家族やピアノ教室の人たちが知ったらどうなるかな?私はそれでもいいよ。女が好きなのは本当だし。」
I先生は笑いながら言ったが、Mママは真っ青になり
「やめて!それだけはお願い!」
「今後、ピアノ教室に一回でもあなたのことで苦情が来たら、そのときはどうなるか分かったよね。」
そしてMママはI先生の車に乗せられていった。そのあと2人は真っ直ぐ家に帰ったのか、どこかに行ったのかは知らない。
・・・
完
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