このサイトは宮大工シリーズや霊感一家の話し等が好きで７年前位にハマってました。 地元のマジネタを盛ったものもあり親近感持ちましたがこれから書かせて貰う幾つかの話は現在５７歳になる自分が体験した実話です。 両親が揉めて仲人さんの近所に母と別居してきたのが3歳の頃、車も入って来れない山肌の家の2階が物心つきはじめた私達母子の住まいでした。 とは言え有名な名の市なので少し歩けば大きい道路に出られる所で時は昭和４０年代初頭、練兵場跡の先に市営の子供用と学校によくあるタイプの25メータープールが夏の楽しみでした。 ある日何時ものように母に連れられプールに着くと子供用が凄い混雑してたので大人用で遊ぶ事にしました。 何故か生まれつき水に恐怖心が無く浮いたり潜ったり自在だった私を母は一人で送り出して日陰の椅子で休んでいて階段を登った先は誰もいない私だけの貸し切り状態でした。 梯子を伝いゆっくり身体を水に慣らしてからひとしきり遊び中央付近まで出た時いきなり大きな手が頭をつかみ私を水中へと沈めました。 誰だろう？ 振り返えろうとしても頭が動きません！ そこでさらに自分から下に潜ったら自由になり底を蹴って水上に飛び出せて瞬間息を胸いっぱいに吸い込んだ時またガシッと掴まれ凄い勢いで水の中へ押し戻されました。 同じ手で脱出しまた押し込まれ疲れてきてどうしようかと考えた時に左２メートル位に壁がみえました！ 閃いた私は壁に近付くようジャンプすること３回目、プールの縁を掴みゴロゴロ転がり上がりドヤ顔でプールに振り返ると誰も居ません！ 周りはフェンスに囲まれ出入り口は自分のすぐ後ろにあり其方からは子供達のはしゃいだ声が聞こえてきました。 母の元へ行き誰か来たか聞いたら？？で幼い私が心霊現象だったと知ったのは後の事でした。 今その辺りは立派な陸上競技トラックの運動公園とプールのあった場所は室内プールとジムがある建物になっていて３～４０代の頃は忌地となり近付かなかった。 これを境にこの後様々な体験するとは思いもしなかったあの夏の日。