
長編
賭け
匿名 5日前
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合もただ死ぬだけなんだ。
元々得るものがゼロならマイナスが少ない方がハッピーなんだよ。
お前の大好きなリスクヘッジってヤツだ。
また一つ賢くなったな。
おめでとよ。
もちろんメリットもある。
いつか昔に死んだ人間に会えるかもしれないという希望があるだろ?
希望が生活に必要ないのか?
いるならハッピーそれでいいじゃねえか。
人間に生まれたくせに、感傷をムシすることがそもそも間違ってんだよ。
幽霊を信じることが悪いって意見のほとんどは詐欺とかの霊感商法だろ?
それは騙す方が悪いんだ。
だが、幽霊そのものが悪いって否定し切れてねえんだよ。
それともアレか?
殺人事件に使われた包丁。
それを作った会社も、訴えられなくちゃいけねえってのか?
「「おい、マサシ。どっちが正しい?」」
うーん。
よくペラペラと口が回るものだな。
この人たちに見つめられて言われる状況。
支離滅裂なことなのにどちらもそれっぽいことを言っているように聞こえる。
そしてどちらか一方に肩入れすることは死を意味する。
もちろん僕の死だ。
「そうですね。でも正直、いてもいなくてもどっちでもいいじゃないですか」
「そういう問題じゃねえ!」
「こいつムカつくんだよ!」
ああ、ケンカしたいだけなんですね。わかります。
そんじゃ俺たちも賭けるか?
そう言って先輩はとある名称を口にする。
この界隈では結構有名な「お風呂」屋だ。
「そこの子、知り合いなんだわ」
「やりますね。ナンパですか?」
「ナンパじゃない。この前、俺警察呼ばれたろ?」
「ああ、ホームレスのっすか?」
「そう。ギャラリーの中で一番最初に警察に連絡してくれたのがその子。風俗嬢って何か優しいよな。で、そのきっかけで仲良くなった」
「話が見えねえ」
「その子、自称見える女なんだよ。で、お前の言う零能力? 霊能力? それで幽霊の特徴を当てようぜ。お互いが同じこと言ったら、キャバクラでも何でもおごってやるよ」
「おお。のった。オレの力見せてやるよ。クリュグ出す店知ってんだわ。預金残高確認しとけや」
意外なことにパシリさんは乗り気だった。
こういう自称見える人は、他の見える人との接触を嫌うものだと思っていたからだ。
それでその話は一応の決着となった。
こういうノリだけのケンカというのは得てして自然消滅するものである。
大体一晩たつとケンカの存在自体が無かったことになることしばしだ。
僕はそう思っていた。
二週間も
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- 途中の師弟関係的なグダグダ感がないと、もっと読みやすいぴょん吉
- 最後まで読む気がしないまい
- 話し手が一番「パシリさん」だと感じたのは俺だけ?おもち
- 私の父が昔、コックリさんやって頭おかしくなった人がいたからコックリさんだけはやめなさいって言ってた。はぁと
- 話しの無駄が多い。オカルト好き
- 途中の解説だるキムキム
- この話結構好き
- わかる匿名
- 確かにめんどくさい
- めんどくさい