
長編
ヒサルキ・イサルキ
匿名 7時間前
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りまして、その丸裸の木に一匹ずつ首にナイロンの紐を巻きつけゆらゆらゆれている状態だったのです。
丁度人間が首吊りした状態と酷似しておりました。
ここから明らかに人為的なものであると考えられるのですが、それにしてもおかしいのが犯人の飼育小屋に入った形跡がまったくないことでした。
かかっていた2つの南京錠や網にはどこにも傷つけられた場所はありませんでしたし、周辺の地面は硬く、さらに
この飼育小屋はウサギ逃走対策のために底のコンクリートは地面に深く埋まっていたので穴を掘って入れたはずは無く、実際掘った跡等まったく確認できませんでした(ここまで確認したところで、我々は教員らに教室へ強制送還されてしまいました)。
鍵は職員室で常に教頭先生が保管されているため、当然外部の者が手に入れることは出来ません。
454: : 本当にあった怖い名無し:2007/03/05(月) 13:39:06 ID:BcoXaL0u0
その時横で
「それを誰がやったか朝見ていた」
と発言した子がいたのです。
皆は彼にいっせいに注目し、教員らはその子を職員室へ連れてきました。
我々が自習の間、恐らく話を聞いていたのだと思います。
ただ、彼は同じ学年だったのですがあまり教員生徒から信頼厚いという訳でなかったため、
「あいつんち貧乏やから(理由になっていないw) あれは注目浴びたかっただけだ」
と周囲は興奮して話しておりました。
自分は貧乏だからというより、単に彼が少し知恵遅れの気があると感じていたため、この意見は自分の中で無効としておりました。
そして、担任の教員は教室に入るなり、今回の事件は
「偶然飛んでいるインコが首に紐を引っ掛けてしまったため死んでしまった」
というワクテカしていた我々にハァ?と思わせる超理論を平気でぶちまけ、事件は強制的に収束へと向かうかに思えました。
455: : 本当にあった怖い名無し:2007/03/05(月) 13:41:41 ID:BcoXaL0u0
ところが事件はウサギチルドレンの死でまた盛り上がります。
今度は1匹が紐で吊り上げられ、残りは部屋の穴の隅っこにプレスしたかのように押し込められている状態でまたも一同騒然としました。
親ウサギはそれを横目に人参やレタスを食み、一同は一種異様な空気に飲まれました。現場状況は以前のインコ事件と同じでありました。
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- 長いだけ。おも白くない。こわくもない。大根役者
- 知ってる話しまゆ