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中編
鬼猫②
鬼猫②
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鬼猫②

2016年7月5日
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私は反射的に…

『来るな!』

思わず叫んでしまった

そして吐きそうになった。

目の前で、さっきの子猫をグチャグチャに鬼猫が噛み殺していた。

私に気づいたのか吐き捨てて距離をとりつつもずっと私を鋭く睨み付けている。

人を恐れない鬼猫が、私を怨むようにそして、その顔は悲しそうにも見えた。

何となく、自分が子猫を触ってしまった事で、人の臭いがついたと、親猫が子猫を殺してしまったのではないかと冷静に思った。

この鬼猫に申し訳ないことをしてしまった…

と反省して、A子には見せずに、来た道を戻った。

ショッキングな出来事だったが、話を切り替えて学校の話とかしながら楽しく帰った。

相当ショッキングな事だったはずだが、それよりも二人の時間を過ごせたことの方が印象に残ったのか益々A子の事を好きになった。

その帰り道に、さきほどの場所から徒歩5分くらいの団地の近くにある空き地に、木の看板が立っており『この土地100坪 500万』と書いてある。

「これだ!」と思った。

安いのか、広いのか全然わからなかったかが、親にここに家を建てさせて、A子の近くに住みたい。とシンプルに思った。

偶然にも、当時38才地方公務員の父は、マイホームを建てるため土地を探していた。

いろいろと大人の事情で条件が良かったらしく、奇跡的にこの案は可決された。

そして、約一年後。

家が完成し、引っ越した。

父は器用で日曜大工がプロ並みに上手く、ホームセンターでそろえた材料で、ウッドデッキや、庭の芝生、バーベキュー用の釜戸?、ガレージ、しまいには家の裏に四畳くらいの倉庫まで一人で作ってしまった。

全てを作り終えるのに半年もかからなかった。

そして…ある休日の朝、私は倉庫の中の玩具を取りに行こうと、勝手口の戸を開けると…異臭がする。

倉庫の下からだ。なんとなくわかった。

『お父さん!倉庫の下から変な臭いがする!』大声で父を呼んだ。

私はなぜそんな例えができたのか、わからないが、父が倉庫の前に来たときに『お父さん。倉庫の下から動物の死んだ臭いがする。』と直感で言った。

スリッパをはいて、倉庫の下を覗き込むと、そこには猫がうずくまっていた…

棒でツイても動かない。

死んでいる…

父が長い棒でこちらに押し出した。

目眩と、吐き気が同時に来た。

今度はグロテスクで吐き気が来たのではない…

そう。あの鬼猫が死んでいた…

どんな、ホラー映画よりも、自分にとっては恐怖だった。

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後日談:

  • すいません2部構成ですので、1部目から見てください!
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はじめまして、よろしくお願いします。

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