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長編

恐怖の鐘の音(漫画の元ネタ)

匿名 2日前
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私は過去、芸人や漫画家に怪談ネタ(自分や他者の心霊体験談等)を提供したことがあるが、これは今月(2024年9月24日)発売された、怖い話を集めた某心霊体験漫画雑誌で描かれた怪談の、オリジナル・ロングバージョン。 高知県室戸市の西部地域と東部地域との境の峠に三津坂トンネルという、車道と人道が並行するトンネルがある。前者は昭和46年3月完成で全長390m、後者は平成2年2月完成で全長475m。 この二本のトンネル共、心霊体験談がある。これはその上方の、明治前期迄利用されていた三津坂の峠跡を探していた時、その場所を教えてもらった森林伐採作業をしていた方等から聞いた話。 車道のトンネル開通後、市役所に次々とある苦情が寄せられた。 「トンネルの壁面から恐ろしい形相の女が覗いている」と。これは壁面に女の顔が浮かび出て、そこを通る車のドライバーを睨みつけているように見えるから、何とかして欲しい、というもの。 あまりにも苦情が寄せられるので、市役所ではその場所をセメントで塗り固める処理を施した。が、何日か経つと同様の苦情が寄せられた。塗っても尚、女の顔が浮かび出てくるのだ。 そこでまたその上から塗るのだが、やはりまた顔が浮かび出る。 遂に役所では、その上から鉄板で覆った。そうすると流石にもう顔は出なくなり、車道トンネルの方は一件落着となった。 尚、この女の正体は藩政期、上方の三津坂の峠付近で野盗と化した浪人武士らに手籠めにされた挙句、殺された女性だと言われている。100年以上経っても浮かばれないということは、その女性は結婚でもする予定だったのかも知れない。 ここを通る県道は昭和期、トンネルや周辺に路側帯が殆どなかったことから、歩行者や自転車利用者のために人道トンネルや車道と分離した歩道を造ることになったが、そんな折、トンネル東方である交通死亡事故が起こる。 小雨降る、霧が立ち込めた夕刻、親子の遍路が車に撥ねられた。皮肉なことに、人道トンネルと歩道が完成したのは、それから間もない頃だった。それ以来、雨の日の夕方や夜、人道トンネルで親子の遍路の霊が目撃されるようになった。 流石にこれは市役所でもどうしようもない。 尚、私がこのトンネルを訪ねたのは去年9月頃だったが、人道トンネル内を撮った写真の中に二枚、オーブが写ったものがあった。 オーブ写真は大別すると、デジカメ等のフラッシュの特性に起因するものと、霊的なものに

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