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中編

鬼猫

匿名希望 4日前
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投稿主 男性会社員(29) 初投稿なので、文才に関しては多目に見ていただきたい✋ 《本当にあった怖い実体験》 私が小学3年生の時の話。 鹿児島の某小学校に転入生が来た。 彼女(A子)は2年前の阪神大震災の被害にあい、神戸から親戚を頼って鹿児島に引っ越してきたらしい。 2クラスしかない田舎の小学校には違和感があるほど、都会からから来たA子は容姿端麗で、赤色か黒色のランドセルしか使わない我が校に、ピンク色のランドセルで来る特別な存在だった。 まだ男子と女子が対立するような年頃でも、男子は、その子の事を「かわいい」とか「好きな人は?」と聞かれたら「A子!」と即答できるほどモテていた。 そして、当然のごとく私もその子の事を好きになるのに時間はかからなかった。 その子は、校区で1番大きい団地に住んでいて、私は校区で2番目に大きい団地に住んでいた。 田舎は、一軒家だと球技や団体のスポーツはできないが、団地に住んでいると、公園が広く、学年の垣根を越えて遊べるので、運動神経は良くなり勉強はできなくても体育の成績は基本的に優秀になる。 A子の住んでいる団地と、私の住んでいた団地との距離は、自転車で40分くらい。小学3年生の移動距離では限界の一歩手前くらいだが、好きだという気持ちは体力を凌駕する。 夏のある日、A子と同じ団地に住んでいる友達等に、「今度の日曜の朝にこっちの団地の公園で野球をしようよ」と誘われた。 私は、遠いのでさすがに迷ったが、『もしかしたら遊んでいる途中に、A子に会えるかもしれない』と内心思い承諾した。 初めて遠征する私は、武者修行のように自分の団地を発ち、頑張って自転車をこいだ。 延々と野球をしたが結局野球を終えても、A子の姿を見ることはなく、お昼になった… みんなお腹がすいて団地の隣にある工場に、従業員用のカップラーメンの自販機があるらしく歩いた。 友達から聞いた話によると、その工場の孫がA子だったらしく、祖父を頼ってこの団地に引っ越してきたのだ。 と、聞いて間もなくA子が工場から出てきて目が合い、驚きのあまり心臓が止まりそうになった。 友達は食欲に負けたのか、自販機に群がっている。 A子は私に『こっちにきて。すごいの見せてあげる。』 ついていくと、工場の駐車場で、その後ろは剪定された植木が間を開けずに密集しているので、植木の向こうは見えない。 A子は『この植木の向こうから、子猫の声がするの。

後日談:

  • 2部構成なので、②を見てください!

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