ふと何気なくグーグルマップを開いた事がある... その時は本当に気まぐれで大した意味は無かった、やる事無いしどこか近くに面白い物無いかな〜？くらいの感覚だった。 そうするとGPS機能ってあるじゃん？あれが俺のいる所と少し違う所を指してた訳、元々GPSって使ってても誤差もあったり、歩いているのにGPSは止まっているみたいな事も良くあったから、その時は別になんとも思わなかった。 しかしそのGPSが、少しずつ俺の方に近づいて来た。その時は誤差が徐々に縮まって来たんだな〜くらいにしか思って無かったんだが、次第にその近づき方がえらく不安定で、横に大きく振動しながら近づいてくる様な感じになった。 さすがにこれに関してはビビって不気味に感じた。何か得体のしれない物が近づいて来てるのか？っとすら感じた。そしたらGPSの動きに合わせてデカイ足が隣の家の屋根を踏みつけてくる様な音が聞こえてきた。さすがにこんな超常現象が起こりうるはずは無いと、気のせいだと思う様にしたんだが、確かにそれらしき音は聞こえてくる。そしてGPSが家の前に来た途端、家が壊れるかと思う程、壁がバタバタ叩かれる音がした。疑惑が確信に変わったと同時に今まで感じた事が無いくらいの恐怖を感じた。反射的に恐怖でグーグルマップを閉じるとそれと連動してか音も気配も突然無くなった。それ以来GPSはオフにしてあり、グーグルマップを開いた事も無い。一度は夢か幻聴かと出来事そのものを疑ったが、確かに本当に体験した事だと思う。人生で生きてきて間違いなく一番不思議で謎な体験だった。