有名すぎるスマホゲームをプレイしていた時の話し。 そのゲームは現実世界と連動しているマップを探索してモンスターを捕まえるという内容。 ２年ほど前に世界的にも有名になったゲームだからプレイしたことがある人も多いと思う。私もその一人だ。ゲームがリリースされた直後から１年程はやりこんでいたがその後は飽きてしまい１度はアンインストールしていた。最近になってふとそのゲームのことを思い出し久しぶりにプレイした。以前にはなかった新しいシステムやモンスターが追加されておりすぐにハマってしまった。仕事の都合上ゲームをやる時間は決まって深夜。８月も終わりに近づいていた蒸し暑い夜。私は涼みをかねてゲームを起動させながら散歩にいくことにした。家の近くの公園のまわりを一週し帰宅。もちろん散歩途中にはたくさんのモンスターをゲット。満足した私はアプリを閉じスマホを枕元に置いて眠りについた。どれくらい眠ったのだろう。ふとスマホのバイブ音に目を覚ます。スマホの画面をみるとゲームが起動しており家の周辺のマップが表示されている。ゲームを起動させたまま寝てしまったのだろうか。モンスターが現れた時にはバイブがなるように設定してある。だがマップをみてもモンスターの表示はない。しかしバイブはゆっくりと一定の間隔でなり続けている。マップをよくみてみると家から少し離れた曲がり角に真っ赤な丸が表示されている。最初はモンスターかと思いタップしてみるが反応がない。まじまじとみていると、とてもゆっくりではあるがジワジワと我が家の方へ赤丸が移動してくるではないか。なり続けていたバイブ音の感覚が徐々に早くなる。わけがわからずゲームを終了させてみるとバイブ音もピタリと止まった。なんだったのか…。その時は寝ぼけていたのかと思うことにした。３日後、同じ現象が起こった。時間は深夜2時過ぎ。以前と同様に赤丸が近づいてくる。もしかしてコレはゲームの仕様なのでは？赤丸とアバター(ゲーム内での自分の分身)が接触すればレアなモンスターと出会えるとか？などと考えしばらく画面を眺めることにした。そしてついに赤丸は自分の家の前にきた。バイブ音はもう途切れることなくなり続けている。と、その時だった。家の前からなんとも言いがたい大きな音がした。なにかのエンジン音のようだが車とかバイクの音ではない。 ブロロロロロロロロロロロロロロロロ 何事かと思いスマホを持ったまま玄関近くの窓までいきカーテンの隙間