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長編

捨てられていたビデオテープ

匿名 3日前
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怖くない 48
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生をやめてすぐにテープを取り出した。 「・・・・これ、マジなんじゃねえの?」 「マジの犯罪物ってこと?」 「うん・・・」 俺たちは何かとんでもなくヤバいものを拾ってしまったような気になり、その後すぐにそのテープを元あった場所に捨てに行った。 その夜はあの忌まわしい映像がリフレインして、飯ものどを通らなかった。 夜、いつもの就寝時間を過ぎてもなかなか眠れなかった。 どうしても目を閉じるとあの真っ赤になって泣き叫ぶノイズ交じりの女の顔が浮かんでくる。 男に髪の毛を鷲掴みにされた、苦痛に歪んだ顔。 半分失神したように茫然と汚物をまき散らす顔。 助けを乞うように大きな口を開けて泣き叫ぶ顔。 ・・・ダメだ!眠れない! ベッドの上でもんどりうった俺が、半ばあきらめて目を開けて上体を起こした瞬間だった。 突然バチっという大きな音がして、暗闇の中テレビデオの電源が入った。 「うわ!」 俺は驚いて固まった。 深夜だったので画面には砂嵐が映っていた。 テレビのリモコンはテーブルの上だ。ベッドにいる俺が誤って押すはずがない。 テレビからは砂嵐の「ざーーーーーー」という音が流れていて、それが無性に恐ろしい。 俺は慌てて這うようにしてベッドから上半身を伸ばし、テーブルの上のリモコンに手を伸ばした。 「ねえ、見ないでよ」 だしぬけに耳元で女の声がした。確かに聞こえた。少しかすれた女の声。 途端に全身に悪寒がはしり、俺は声にならない悲鳴を上げてベッドから飛び出し、部屋の電気をつけてテレビを消した。 そこにはいつもと変わらない俺の部屋があるだけで、テレビも静かになっていた。 鼓動が激しく鳴っていた。鳥肌が全身を覆っていた。 その夜は電気をつけたまま、まんじりともせずに朝を迎えることになった。 それ以降、度々俺の部屋では奇妙な現象が起きるようになっていた。 例えば、男友達と二人で俺の部屋で遊んでいたとき、友達が携帯電話で話していた彼女に「さっきから女の声が聞こえる」と言って怒られた、とか。(当然俺たち以外誰もいなかったし、テレビもつけていなかった) 誰もいないはずなのに部屋のドアがノックされたりとか。 俺の部屋は二階だったんだけど、階段を誰かが飛び跳ねるような足音が度々聞こえたりとか。。 そんな現象もしばらく続くと慣れてしまうのがまた怖い所。 数年後俺は就職して実家を離れ、

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