
私がこの出来事に気づいたのは、何気ない肝試しの夜でした。しかし、もし気づかなかったらどうなっていたのか、今でも少し怖くなります。
知らず知らずのうちに、私たちは不気味な場所に招かれていたのかもしれません。あの古びた病院で、私は見てはいけないものを見てしまったのです。
高校の友人たちと肝試しにやってきたのは、廃墟となった病院でした。私たちは怖い話をしながら、その場所を探索することにしました。
月明かりが廃病院の窓を照らす中、私たちは不安を抱えつつ進んでいきました。病院の入口はひび割れた扉が音を立てて開き、冷たい風が吹き抜けました。
私たちは廊下を進み、古い医療器具が散乱する部屋に足を踏み入れました。薄暗い中、ひんやりとした空気が肌を刺すようでした。友人たちはそれぞれの懐中電灯を持っており、明かりを頼りに進みました。
そのとき、耳にしたのは「カラン」と金属音のようなもの。私は振り向き、友達に「何か聞こえない?」と尋ねました。友達も頷き、私たちはその音の方へと進んでいきました。
音の正体を探るため、廃病院の奥へと進むと、突然、白い服を着た女の子が目の前を横切ったのです。
え?と思いました。私たちの仲間にはそのような子供はいないはずです。しかし、確かに彼女の姿を見たのです。私はその子を追いかけようとしましたが、友人が強く私の腕を掴みました。「待って!行かない方がいい!」
友人は顔面蒼白で、私を引き留める手は震えていました。その時、私は何かが違うと感じました。友人は「先生を呼ぼう」と言いましたが、私はそのままその子を追いかけたくてたまりませんでした。
結局、友人の必死な制止の声に押し戻され、私たちはその場を離れることにしました。後に、私たちが見た女の子は姿を消してしまいました。
その後、私たちは他の友達にその話をしたが、みんな見間違いだと笑いました。しかし、私たち二人は確かにその子を見たのです。
その夜以降、私たちの体調はおかしくなり、特に友人は日々元気を失っていきました。「どうしたの?」と尋ねると、友人は「朝から気持ちが悪い」と言いました。
学校に行くと、友人の顔色はどんどん悪くなり、私も不安が募るばかりでした。そんなある日、友人が「実は…」と話し始めました。あの病院に入る前に、彼女はその女の子を見ていたのだと言います。白い服を着て「こっちに来て」と手招きしていたのです。
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