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短編

ついてきた…

番長 3日前
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これは僕が去年の5月半ばに体験した話です。 高校1年の僕は体力テストで良い結果を残したいと思い、夜の20時くらいに 毎日ランニングをしていました。 その日もいつものように、20時ちょい過ぎた頃にランニングを始めました。 いつもは川沿いを走っていたのですが 今日は本格的に走りたいと思い、 近くの小学校で走ることにしました。 その小学校に歩いて行く途中、のそのそと荷台をひいたおばさんが歩いていました。 その時は特に何も思わず、通り過ぎたのですが やけに視線を感じ、そのおばさんの方を見ると 死んだ目をし、上目遣いで僕を見ながら 荷台をひいてついてきていたのです。 流石に怖くなって今日はやめようかと思ったのですが、サボるのは良くないと思い、小学校で走ることにしました。 準備体操も済まし、軽くジョギング程度に走っていると 「ギィー!ガシャーン!!」と、大きな音がしました。 その音の正体はすぐわかりました。 その小学校はかなり古く校門を開ける時と閉める時はすごい大きな音がなるのです。 誰かが小学校に入ってきたのです。 時間にして21時に近かったのを覚えています。 少し怖かったのですが、気にしたら良くないと思い、走り出そうとした時に 「カラカラカラカラ」 と荷台を押す音がしました。 まさかと思いその場から逃げようとしたのですが 荷物を離れた場所に置いていたので、 取りに行かなくてはなりません。 嫌々ながら荷物を素早く取りに行くと 「カラカラカラカラ」と音が聞こえ、思わずその方角を見てしまいました。 暗闇から出てきたのは 荷台を押すおばさん。 死んだ目をし上目遣いで僕を見ている。 すぐに逃げればよかったのですが、足がすくんで その場で固まってしまいました。 どんどん近づいてくるおばさん。 その距離は約5メートル程した時に、急におばさんの足が止まり荷台から手を離すと 「キャキャキャキャキャキャ!!」と突然笑い出しこちらに向かってきました。 捕まったら殺される! そう思った僕は全力を振り絞ってその場から立ち去りました。 振り返ると大声で叫んでいるおばさんの姿。 今にも泣き出しそうでした。 その後荷物を置いてきたことに気づき友達を連れて行きましたが、そのおばさんの姿はどこにもありませんでした。 あのおばさんはなんだったのか…。 幽霊よりも生きてる人間の方が怖いと思った体験でした。

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  • たしかに…私も生きてる人が怖いって思った事は何回かあります。
    しゆか
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    しゆか
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