兄の友人であるAが20代前半の頃の話。 当時Aは東京都内のアパートで彼女と同棲していたのだが、 その彼女が、所謂「メンヘラ」だった。 予定より少し帰宅が遅くなっただけで夥しい量のメールや電話が鳴り、また自殺未遂も頻繁にあったそうで、徐々にAも精神的に弱っていたそうで。 兄はAに会う度に 「別れた方がいいんじゃないか?」 と助言をしていたのだが、 「発作さえ起きなければ優しくて明るくて良い子