
長編
良い子
匿名 3日前
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ありません。』
本当に夫が家を出て行く心辺りなんて何一つ無い。
ただ、あの女の子が家に来たときの夫は、出会ってから一度も見たことの無い表情をしていた。
一応、刑事さんにあの夜の事を話した。
『で、その女の子に見覚えは?旦那さんとの接点は?』
色々聞かれたが、進展するような事は何も無かった。
あれから2ヶ月ほど経ったが、夫は帰ってこず、連絡も無い。
警察にも定期的に足を運んだが、有力な情報は無く、ただ待つしか無いとの事。
夕刻。ご近所のHさんが慌てた様子で話しかけてきた。
『Sさん!Sさん!いたいた!さっき○○公園に旦那さんがいたわよ!声を掛けたら、自転車に子供を乗せて走り去ってったけど…』
私は急いで○○公園に向かった。
到着した頃には既に夫の姿は無く、公園には見知らぬ子供とその親だけ。
手当たり次第、夫の事を聞いてまわったが、誰も夫の事を見ていないようだった。
気が付けば辺りは真っ暗になっていた。
もうこんな時間か。そろそろ息子が帰ってくる。
…ん?
その時、気づいた。
息子はご近所さんから夫の話を聞いた時、向かいの家の友達と一緒に遊んでいた。
夫が自転車に乗せたのは息子だとばかり思い込んでいたが、違う。
夫が連れていた子供は一体誰?
まさかあの女の子なの?
一体何をしているの?
帰宅すると家には誰もいなかった。
夫も、息子も。
向かいの家にまだいるのか伺ってみると、私が急いで○○公園に向かった時に、息子もすぐ後を追いかけて行ったとのこと。
どうやら行き違いになったようで、再度、○○公園に向かおうとした時、遠くから息子が走ってくるのが見えた。
『おかえり!さっきは急にいなくなっちゃってごめんね!』
息子は何の返事もせずに、全力で私の横を通り過ぎると自宅に入って行った。
「ガチャ、ガチャ」
え?
息子が玄関の鍵をかけた。
『ねぇ!何で鍵かけるの?!開けてよ!』
『だって、追いかけてくるんだもん!』
『何が?!』
『いーこ』
『良い子?』
『いーこはいーこだよ!』
『あ~もう意味分からない!とにかく玄関開けてよ!』
『ママ…』
『ん??』
『いーこ来ちゃった。』
『どこに???』
『…ママのとなり』
左右を見ましたが、もちろん何も居ません。
『何もいないよ?』
『まだいるよ。だって画面にうつってるもん』
『…もういいからとにかく開けて!』
『…』
『?』
『わーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!』
『どうした
この怖い話はどうでしたか?
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- ひようどう、兵藤、Hね ここだけ朗読だと分からなかったsato
- 内容が複雑過ぎて 良く分からないです。ママちゃん
- 怖いけど胸糞悪い。うんこりん
- 何かドラマみたい 最後がいまいち分かりませんまい
- 疲れただけの…お話匿名
- 怖い?くわはらあゆむ
- うーん?よく分かりませんでした。あいちゅん
- なんか長すぎて意味わかんなくなった 霊がここまで出来るなら未解決事件のオンパレードですな
- こわい、、ぽくり
- 過去の新聞検索したけど類似事件ないよね。そもそも子供の目に関する痛ましさからすぐに全国ニュースになるはずだから、創作か。やっぱり特命