
短編
映画で聞こえた謎の台詞
匿名 3日前
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子供のころ、家族と家で「エイリアン」の第1作を見ていたときの話。見ていたのは日本語吹き替え版でエイリアンの映画を見るのは初めてだった。エイリアンは、地球外生命体が人間に寄生し体内に幼体を産みつけ、腹を破って生まれて来るという当時としては異色で衝撃的な内容だった。
そんなエイリアンのワンシーンでのこと。
男性がエイリアンに寄生され、顔にフェイスハガー(カニみたいな不気味なもの)が張りついていて、宇宙船の手術室のようなところで、仰向けで気を失っているシーンを見ていたとき、
「何で面倒見るんだよ!」
と言う謎の男性の遠くから抗議するような声が聞こえてきた。
はじめは吹き替え版だし、普通に映画の台詞だと思っていた。
だが、実際のエイリアンの映画にはそんな台詞はないし、目の前に瀕死の男がいるのに「面倒を見るな」と誰かが言うのも不自然だ。
しかも映画の展開として、そこで男性を助けたことで体内のエイリアンが誕生し、他の乗組員も死ぬ原因になってしまう。
「面倒を見るな」というのは、ある意味的を射た台詞でもある。その台詞が例えば隣の部屋で祖父母が見ていた別のテレビから聞こえた関係ない台詞だったとしても、タイミングが良すぎる気もするんだが・・。
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