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長編

第4位 我が宿命

匿名 2019年3月10日
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人は人それぞれ宿命と云うものを背負ってる。宿命とは、努力ではどうにも出来ない、自身の10界(地獄、餓鬼、畜生、修羅、人間、天上、声聞、縁覚、菩薩、仏)により良い事悪い事、逃れる事の出来ないさまを謂う。 以下これは僕の宿命だ。 第1章 存在感が無い。 第2章 約3ヶ月毎に一度事故を目撃する。 第3章 霊感がある。 第4章 ゴキブリにより酷い目に遭う。 第5章 死にそうな目に遭って死なない。 第6章 金欠でも、食べ物で困った事がない。 第7章 落雷を至近距離で見てしまう(追記令和元年7月17日) 等だ。 第1章存在感が無い 僕は法華経に出会う前、悩みの一つであったものの一つだ。僕は存在感がなく、いつからいたのかとびっくりされる事が多かった。そのまま近くを通っても気付かれない事が多い。 高校生の時、先生のいる建物に入る時、決まってびっくりしたと先生は言う。 「普通に入ってこれないの」 と、よく怒られた。 知恵を絞って色々と試した。 1日目 足音をたてて建物に近づき、入ってからの「こんにちは」 「びっくりした」 2日目 普通に入って 「スミマセ〜ン」 「ウワッ、びっくりした」 3日目 手を叩きながら建物に近づき、入ってからの「こんにちは〜」 「はっ、何ねーもうびっくりした」 4日目 無言のまま入場 「えっ、いつからいた」 5日目 元気よく「こんにちは〜」 「もう、びっくりした」 もう諦めた。努力しても報われない… 高校卒業後、車の免許を所得し軽自動車を購入した。 運転中もやはり僕の存在に気づかない人は多かった。運転中僕の存在に気づかず、交差点に侵入してきた。僕は当然急ブレーキ。交差点に侵入してきた人の顔は、いたのかって感じでびっくりしていた。人によっては全く気づかない人もいる。 歩行者も同様で、僕の車に気づかず渡ってきて、いたのかって顔でびっくりされる。 こんなのは僕の見てる世界では日常的で当たり前の事だった。 第2章 約3ヶ月毎に事故を目撃する これは当たり前と思っていたので、悩みの内には入っていなかった。今思えば嫌な宿命である。 初めて購入した軽自動車で運転すると、約3ヶ月に一度事故を目撃してしまうというもの。曰く付きの車なのかはわからない。 友達が僕の軽自動車を運転中。第2交通帯赤信号で止まっている時だ。暴走自動車が信号無視して交差点に侵入して第3交通帯に止まっていた車に思いっきりぶつけて、そのまま逃走した。ぶつけられた人は口を大きく開けて、唖然としていた。 僕が道を歩いている時だ。目の前で犬が轢かれる瞬間を見てしまった。前輪で轢いて止まったのですが、しばらくして後輪でゆっくり轢いてそのまま立ち去った。後輪でゆっくり轢くとき、犬が泣き叫んでいた。飼い主がその後救出し、飼い主も大泣きしていた。 こんな感じで3ヶ月毎に見てしまうのだ。例えて謂うなら、フェアリーテイルに登場するゼレフの様な感じ。自身の小宇宙が地獄であるから、周りの環境も地獄となるためだ 法華経に出会った後 「恐怖体験ランキング第3位の心霊スポットを超えるもの」で車が大破した後から、事故を見ることもなくなり、存在感も僕自身意識はしなくても周りが気づくようになった。修行の成果だろう。これが普通なんだって事を思い知らされた。 2台目の軽自動車の宿命は、後ろをぶつけられるというものだけだった。4回ほどあって、加害者は全員女性だった。理由も全く同じで、余所見運転だった。 3台目の軽自動車は現在乗ってる。相手にぶつける加害者側になっていた。計2回程。 第3章 霊感がある 幽霊が見えるというのも畜生界による宿命である。動物的第六感によるもの。小学生の頃から20代までは良く見えていた。30過ぎあたりから見なくなってきている 第4章 Gにより酷い目に遭う 沖縄に住んでいる為なのだろうか。Gにはよく酷い目に遭った。 小学生の頃、宮古島の従兄弟の家で寝ていた時、足などワモンGにより徘徊される事があった。 背筋に悪寒が走る。 小学六年生の時、これまた寝ている時で僕の腕にマダラGが飛びつき、腕を噛み逃げていった。 僕はブチギレて 「殺してやる」 だったが逃げられてしまった 噛み付かれた所は血が流れていた。痛みがツベルクリンと同じで、菌が中に入って行きますって感じだったのを今でも覚えてる。噛まれた痕は今も残っている。 これは僕が仕事で容器を洗浄している時だ。足下周辺には、種不明の翅無しGが徘徊していた。暫く作業していると、首筋にゾクッと感じるものがあり悪寒が走った。 「ううっ」 手で払ったら、やっぱりあのGだった。恐怖でしかない。 僕が楽しみにしていたフルーツポンチを食べた時だった。何やら黒い物が見えた。何だろうと思ってよく見てみると、そこにダイビングしていたのは、イエGだった。頭の中が真っ白になり、暫く固まってイエGをじっと見ていた。 「な…ん…だと……」 フルーツポンチは泣きながら処分した。 野生にいる、薩摩Gは亀みたいなGで、脚が遅く、ひっくり返ると起き上がれない。気持ち悪さをそこまで感じない。オオGも気持ち悪さを感じないので、小学生の頃は普通に触れた。小笠原Gは見た目が無理。やはり僕の中で一番苦手なのはワモンGだ。見ためや衛生面では最凶といえる。内地にいるチャバネGが可愛く見える。何故ウチナーはこんなにもGの種類が多いのか。ほんとに嫌だ。 第5章 死にそうな目に遭って死なない 僕が3歳の時だ。飴玉を誤って飲んでしまい。息が出来なくなった。母の所へ行って助けを求めた 。 「んー、ん〜、ん〜」 母はどうすることも出来ず、おばさん(従兄弟の母)を呼んだ。 おばさんは僕を逆さまにして、背中を強く叩いた。僕は飴玉を吐き出した。助かった。おばさんは命の恩人で今でも感謝してる。 恐怖体験ランキング第3位の車の事故は原型をとどめていなかった。だが僕は奇跡的に無傷だった。 僕が釣ってきた魚(イラブチャー(アオブダイ))を捌いて調理した後の話だ。 完成した煮付けを食べた。 「ん。苦い?」 3口目で食べるのを止めた。 違和感を感じたからだ。 煮付けを処分した。 その後暫くすると手に痺れが走った。まさかと思ってググってみると、イラブチャーは内臓に毒を持っているという内容が載っていた。この時初めてイラブチャーが毒を持っていることを知った。食べた後に気づいた。 全部食べたら僕は死んでいた。捌き方がマズかったようだ。今度から気をつける。 魚は毒を持つと苦い味がすると、うみんちゅ(漁師)である爺ちゃんから聞いていたので、ググった後で途中思い出した。イラブチャー大好き。その後も年に何回か食べてる。 第6章 金欠でも、食べ物で困った事がない 20代の頃は金欠になる事が多かった。ただ食べ物は自然と周りの貰い物も結構あったため困る事がなかった。僕は爺ちゃんから、米1粒は牛1頭と思えと教えられた。食べ物はどんなに不味くても、出されたものは有難いとの思いで全部食べていた。その行いがある為か、食べ物に困る事がない。いい宿命だ。 第7章 落雷を至近距離で見てしまう。 これは最近知った事だったので追加します。 これも宿命だろうか?僕は何度か落雷を至近距離(僕との距離が50m以内)で見てしまうと云うもの。知人にこれを話したら、 知人「至近距離で落雷?!見たことない」 と言ったので載せる事にした。 中学の時が一番多かった。運動場に落雷を見てしまう。僕との距離20mくらいか。 一瞬の出来事だ。稲妻が見えた瞬間、目の前が眩しくなると同時に「パァーン」と凄まじい音が鳴り響く。それだけでなく、これも同時におきる。大気圧なのか?はっきりとは説明できないが、身体全体が空気の圧力というか、一瞬の圧迫感がおきるのだ。「パァーン」となった後、次の音が鳴り響く。「バリバリバリバリ」。放電なのか帯電する時の音かは分からない。あの音によく似ている。花火の「ドーン」の後に響く音「バラバラバラバラ」だ。あれをイメージしたら良いと思う。 それを中学の時は3度程至近距離で落雷を見てしまう。特にトラウマのきっかけとなったのが、落雷の直後近くにいた生徒(落雷との距離2m)が、衝撃波なのだろうか?吹き飛ばされ倒れる瞬間を見てしまったのだ。生徒は起き上がってそのまま走って逃げていったのを今でもはっきりと覚えてる。 この至近距離の落雷は最近(令和元年6月29日)また久しぶりに見た。僕は37年間生きてきて、落雷を至近距離で7度程(多分もっと多いかも)見ている。 これは宿命なのだろうか?落雷を至近距離で見たことある人はどれくらいいるのだろうか? 人は人それぞれの宿命を持っている。幽霊が見えたり、体験するのも宿命といえる。 世の中には必ず雷にあたる人もいる。努力しても無駄である。結婚相手が必ずDVをする人だったり、職場を変えても必ずいじめられる人。人は人それぞれ、見えてる世界が違うのである。自分の体験が必ずしも他人にもアドバイスできるとは限らない。見えてる世界が違うのであるから。 自分自身が病気になれば、周りの環境も似た人の集まりとなる。病人が多く感じるのもその為である。 自分自身が知識人だったら周りの環境の人も知識人の集まりとなる。 自分自身がキレやすい人だったら、周りの環境も争いの絶えない人が多くいるように感じる事だろう。 学校が分かり易い。似た者同士固まっているのがよくわかる。 さて貴方の宿命はどんな宿命?

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