本当にあった怖い話

怖い話の投稿サイト。自由に投稿やコメントができます。

中古
長編

中古

匿名 2015年1月11日
怖い 666
怖くない 562
chat_bubble 6
43,334 views
知り合いから、聞いた話。 仮にU子とする、本人の言い方そのままに語ります。 アメリカの叔父さんと従姉妹に会いにカルフォルニア、サンノゼに行ったの、最初の数日間は、単独行動で路線バスで移動してたんだけど、英語があまり得意で無いし、路線バスで回れる観光地は限られているから、次の数日間は叔父さんにガイドして貰おうと、叔父さん家の近くのホテルに泊まってたのだけど、いつでも連絡が取れるように、携帯を買うか、レンタルすることにしたんだけど、レンタルが手続きが難しく、買う方がお得だし、手続きが簡単だから、携帯ショップに叔父さんと一緒に行ったの、新機種から中古などあって、旅行期間しか使わないし、電話だけで良いから、中古の安い簡単携帯を買ったの。 電話さえ出来ればいいんだけど、元々ナビが付いてたの。 早速、叔父さんと別れてホテル戻ってから、電話してみて、練習してたんだ、それから、携帯を持ってる客には、フロントから携帯へモーニングコールのサービスが有ると聞いたから、部屋に掛けて貰うより、携帯に掛けて貰って好きな音で起きたいと思って頼んだの、時間は朝食の1時間前にして、翌日掛かってきて、まあ、普通に上手くいって、携帯便利だなぁって感じてて、あと、叔父さんと連絡もちゃんと出来るし、中古だったけど、そんなに古さとか感じなくて、素直に良かったと思ってた。 でも、中古って前に使っていた人の魂がうつるって聞いたこと無い? その携帯も結局そういう迷信みたいなものが、実際に起きてしまったの。 その日、叔父さんに急用が入って、単独でガイドブック見ながら、旅することになって、そう言えば、ナビ付いてたなぁって、使ってみて、どうしても分からなければ、有料で日本語のインフォメーションが有ると知ってたから、とりあえずナビの機能を先に使ってみることにして、路線バスの終点が、目的地に行くのに近く、そこからは歩けるから、終点からナビを使って、歩き始めたの、ナビはそんな難しくなくて、その通りに歩いてて、途中で現地の人と出会って、私のつたない英語力でも会話が出来て、何だか意気投合して、一緒に私の目的地である、森へ行くことにして、ナビとその人の知り得ている知識とで、歩き続けて、そろそろ森へ入るかなって頃になってたの、森へ入って数分歩くと、古い家があって、その家はアメリカの昔の文豪が住んでいたとかで、アメリカでは有名な観光地で、私は叔父さんから聞いていてその土地に興味があって、行こうと決めてたんだけど、とにかく、そんな感じでその場所に向かっていたんだけど、突然、ナビに雑音が交じるようになって、場所の関係でそうなったのかと、そんな気にして無かったけど、さっきまで一緒に歩いてた現地の知り合いが忽然と居なくなっていたの、そしてナビはさらに奥へと進むことを指示、なんか変なんだよね、時間的にはもう着いても良い頃だけど、それらしい何かも見当たらないし、明るい時間に出ているのに、どうも暗すぎるの、確かに森の中だから、暗いのはある程度予測出来ることだし、山に近いから、天気も変わりやすいのかも知れない、でも、それにしてもおかしいの、現地の人が消え、ナビに雑音、森の中で迷ってしまったのかな?とも考えられるし、 でも、 そこは森で有りながら、道を一つ越えればすぐに住宅があるし、インフォメーションセンターもあるような、地理的には明るい場所、また、ナビの機能に問題があるとしても、実はメールも電話も通じていたの、怖くなった私は、叔父さんに電話していたの、そして、従姉妹にも通じてる、従姉妹はロスに滞在中だったから、遠方なのに。 突然、ナビからアラーム音が聞こえて来て、私は歩き過ぎたことに気付いたの‼ 正面は崖で、危うく飛び込んでしまうことになってたの、何故? 現地の人が消えた? それは私の勘違いで、やはり、私は迷って、彼女と離れ離れになってしまっていたの、それが分かったのは、私が通って来た道と彼女が通った道が木々をまたいで、左手と右手とでちょっとのスピードで入ってしまう道が分かれてしまうの。 でも、確かに私は、ナビの通りに行ったつもりだった、そのナビ、一つ気付いた点があるの、行きに聞こえた機械音と途中から聞こえて来た音が違っていたことに。 行き、女性的な高音、途中は低くまるでうめき声でしゃべるような。 中古の携帯には、何か取り付いていたのかと思ってる、帰国して、携帯は使えないし、国際機能はついてないから、捨てたのよ、捨ててしまってから思ったけど、ナビの雑音からうめき声に変わった時まで、私は例の現地の人と話して居たって思ってる、何故なら、一人になる瞬間まで私は歩き過ぎてることに気付かなかったし、気付かなかったことが、一人になる瞬間に歩き過ぎたと初めて知ったの、それって、話に夢中になっていた居たことに繋がるし、話に夢中だったから、雑音にそれまで気付かなかったし、電話しようとか、メールを試そうって発想すること無いから、一人ではない内は恐怖は無かった。 結局、その文豪が住んでいたと言われる場所に行けず、叔父さんが迎えに来てくれて、その場所まで来て貰えるくらい、私はちゃんと見付かる場所に居た、だけど、崖に落ちるようなシチュエーションを味わった、この奇妙な出来事は、中古の携帯に取り付いた、前利用者の魂がうつって居たからだとは、強く感じてるんだ、何故なら、その携帯の前利用者は、あの森の奥から崖に登り、自殺しているから。この情報を知り得た理由は、アメリカのあの携帯のメーカーは、必ず前の利用者について話すの、それはね、何か起こると必ず裁判沙汰になるし、訴訟起きると会社側の損失になるし、必ず消費者が優位の国柄があるからね。 中古の携帯に限らず、中古品には、何か曰く付きなるものが存在している。 次回は車に纏わる話をしたい、何故って、実はこの話、その車の話からヒントを得て、U子が作った話だから。 この話は、はしょってこの長さであり、恐怖はどこにあるのか? いつか、語りたい車の話は、少し怖い。 車の話の前の序章だと思って読んで頂きたい❗

この怖い話はどうでしたか?

f X LINE

chat_bubble コメント(6件)

コメントはまだありません。

0/500

お客様の端末情報

IP:::ffff:172.30.2.89

端末:Mozilla/5.0 AppleWebKit/537.36 (KHTML, like Gecko; compatible; ClaudeBot/1.0; +claudebot@anthropic.com)

※ 不適切な投稿の抑止・対応のために記録される場合があります。

label 話題のタグ

search

寝る前に読まない方がいい短い話

読み込み中...

心のどこかに残る長めの恐怖談

読み込み中...

迷い込む長編異界録

読み込み中...
chat_bubble 6