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中編

「おーい」

2日前
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よくある話でしょうが、私の実体験です。 私が新婚時代のことです。 そのとき住んでいたのは2部屋しかない、ちょっと古いアパートで、リビングの掃き出し窓の向こうに、すこし勾配のある広くはない敷地がありました。 ある日中、私はリビングで掃き出し窓に背をむけて横になっていました。 すると、背中側のその窓の外から、「おーい」 「おーい、こっちだ、こっち」という、年配の男性の声が聞こえてきました。 その敷地はふだん誰も使わないのに、誰が入り込んだんだろうと思いましたが、私はその男性が子どもとか孫とかを遊ばせに来て、その子を呼んでいるのだと勝手に思い、気にしませんでした。でも一向に呼び声がやみません。 誰を呼んでいるんだろうと体を窓の方に向けて、窓の外を見てみました。 すると、勾配の一番高いところにやはり年配の男性がいました。 私はすぐにこれは生きてる人ではないなと思いました。 その男性の格好がみるからに昔のお百姓さんというかんじだったからです。 だれを呼んでるんだろうと見てましたが、やはりだれもいません。 ということは、 (これって、ひょっとして私が呼ばれてる?) そう思った途端、不思議なことに、私も男性の方に行ってあげないとという気になってしまいました。 (いや、いや、やっぱりヤバいだろう)と気付き、無視して見ていました。 すると、その男性がだんだん勾配の上から下の方に降りて来たのです。 相変わらず、「おーい、おーい、こっちだ、こっちだ。」と叫んでいます。 私は怖くなって、動こうとしましたが、金縛りにあったのか動けません。 (わ、ヤバい ヤバい、こっちに来ないで !こないで!)と願っていました。 すると、いつのまにか、勾配の下の方、窓からは離れた所に 小学生くらいの男の子が立っていました。(こちらも昔の粗末な服装でした。) そして私からその男の注意をそらしてくれるかのように、その男の子が男の方に近寄って行きました。 そして勾配の中場くらいでふたりは少し言葉を交わし、それからふたりで勾配の向こう側へ消えていきました。(勾配のの向こう側は行き止まりです。) 結局そのふたりがなんだったのかはわかりませんし、男性が呼んでたのが、実は男の子だったのか、やっぱり私だったのかもわからないままですが、私はなんとなく男の子に助けられたような気がしています。 もし、男性に呼ばれるまま、ついていってたら、私はどこにい

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  • これおそらく間違っています。 「(勾配のの向こう側は行き止まりです。)」「の」が2つありますよ
    KZ
  • これおそらく間違っています。 「(勾配のの向こう側は行き止まりです。)」「の」が2つありますよ
    KZ
  • その子は多分貴女の守護霊だと思います。
    しゆか
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