
短編
首のない血まみれチャリ男
RAN 4日前
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これは、高校三年生の梅雨時のことでした。
私はいつも通り学校へ通うため、ある駐車場の前を通りました。
その駐車場はT字の路地にあって、白いフェンスもなくて、見晴らしのいい駐車場です。
私は毎日そのT字を曲がって学校にいくのですが、その日、それは起きました。
いつものように駐車場の角を曲がろうとした瞬間、突然、自転車にのった全身血まみれの男の人が飛び出してきたのです。
驚いて痩けてしまった私は、慌てて振り返りました。すると…なんと、その男の首がなかったのです。
男はそのまま真っ直ぐ走っていき、最後は見えなくなりました。
私は、その後にきた人に
「い、いま、血まみれの首がない男が、そっちに走っていきましたよね?」
と、聞きましたが
「え、私真っ直ぐ歩いてきましたけど、そんなもの見ませんでしたよ?…大丈夫ですか?」
と言われました。
つまり、あの自転車男は、私にしか見えていなかったのです。
その後、私は、そのことをクラスメイトにも話しましたが信じてもらえず、ゲームのし過ぎだと言われました。
それ以来、あの路地は怖くて、通っていません。
あれはいったい、なんだったのでしょうか
この怖い話はどうでしたか?
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- T路のような場所は昔から良くない場所と言われてますから、何か変なものが出ても不思議ではないですね尾端
- コスプレおじさんだよそれ。jhgy
- それはビビる。その道通りたくない気持ち分かる。天才小学生
- なんだったのかって、首のない血まみれの人だったんですよね?怖いね。
- しーらない。
- 漢字の勉強をしましょう❗