
長編
お札の家
匿名 9時間前
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からの意識は飛び飛びだったという。
気づくと便器に向けて「ウゲェー!ゲェー!」吐いていて、
「本能的に異物を吐き出そうとしたんかな?」と語っていた。
しかし出てくるのは血ばかり、「自分はここで死ぬかもしれない」と覚悟したらしい。
もう「吐こう」という意識とは関係なく、口から血が溢れてくる。
俺が背中叩いたり名前を呼び続けたのも、覚えていないそうだ。
2、何故突然退院したのか。連絡手段を途絶えさせたのか。
病院の医師曰く、『畑違い』とのコトらしかった。
声帯はほぼ完全に治っており、尚も声が出ないのはSの意識問題、精神面での傷。
つまり、『ウチの管轄外ですよ』と宣告されたそうだ。
Sの母親は、クリニックに通いつつの学業復帰を薦めたが、Sは退院後、大学を辞めて実家に帰ると訴えた。
何と言われようが、絶対に折れなかったらしい。
その後、両親に迎えに来てもらい、Sは実家に帰った。
「半分狂いかけとったなw、でもどうしても、病院やクリニックで何とかなるとは思われんかった」
女は毎日夢に出てきた。以前には無かった、夢遊病の癖もついていたそうだ。
状況が酷くなる前に神社か寺で祓ってもらい、田舎で静かに暮らそうと考えていたらしい。
連絡手段を途絶えさせたのには、ただ「心配させたくなかった」とだけ答えたが、
俺はSが、全てを忘れたかったんじゃないか、と考えている。
3、あの女はどうなったのか。
実家に戻る前に両親に全てを打ち明けていたSは、両親同伴の元、地元にある大きな寺を訪れた。
驚くことに、寺に着くなりSは住職により本堂に案内され、「ここで全てを打ち明けなさい」と言われた。
声の出せないSは、紙とペンで全てを打ち明けようとした。
しかし、突然途中でペンが止まった。
あれだけ意識がハッキリしている時に、しかも、呼吸が出来ない程の金縛りにあったのは初めてだったという。
突然Sが苦しみ出したので、住職達は大急ぎでお祓いを始めたらしい。
しかし目の前が真っ暗になり、
数人のバタバタという足音、お経や金属音を暫く聞いて、プツリと意識を失ったらしい。
次に目を覚ますと、寺の客間の布団の上で、住職と両親が側にいた。
住職が話してくれた。
特に強い怨念を残した霊で、憑き方が普通ではなかった。
内側から侵食しており、Sはもう少し遅ければ本当に危なかったとのコト。
住職は「中々出て行かないので、こんなモノを使いま
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- ヤバい心霊スポットって、行くたびに精神陥るってさまなちゃむ
- 怖いー、さ
- コメ欄に逃げてきたyoshiyoshi
- コピペまゆ
- オカ板で見たわ でも、大変やったね お疲れさんイリミナ
- 本当にあるんですねぇ~わーい
- 地元なのでいったことあります! ダミーの方だけですが、 ダミーの手前の道で 一緒に行った霊感のある子が、 でかい顔が自分の隣にいるのを 見たそうです!66
- コピペエエエエエとめいとぅ
- よろしくなんか怖いわー坂元しづか
- 霊も乗り換えするんだな…オカルト好き