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お札の家
長編

お札の家

匿名 37分前
怖い 1,937
怖くない 843
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 すぐにお前も乗り込んできたけど、恐くてお前の方向けんかった。  でも下向いている俺の視界にも、お前の足元まで垂れている長い髪の毛が飛込んできたんよ。  もう我慢できんかった。  どうにでもなれと思って、お前の背中を思っきり叩いたんよ。  効くとは思わんかったけど…女はいなかった。  …後はわかるだろ?俺嬉しくてさ…」 そう話すSの声は相変わらずしゃがれており、全員が絶句した。 力を振り絞って聞いてみた。 自分「それで…さっきの車の音はその女で、まだ俺に憑いてるっての…?」 S「…多分、見えるヤツに乗り換えたか、お前の背中叩いたのがアカンかったか…今俺、鏡とか絶対見たくない…」 Sは震えているのに、妙な汗をベットリとかいていた。 先輩は心配したが、Sは自宅に帰ると言って聞かない。 独り暮らしってこともあって心配になった俺は、Sの家に泊まるコトにした。 滅茶苦茶怖かったのだが。 Sのアパートに戻った自分達は、飲む予定で買っておいた酒も飲まず、直ぐ様寝てしまった。 ビクビクして寝るドコじゃないと感じていたが、不思議とすぐに意識が飛んだ気がする。 次に意識が戻った時、洗面所の声から、「ゲェ~~!!ゲェ~~!!」と、何かを吐く声が聞こえた。 急いで洗面所に向かうと、Sが便器にうずくまって吐いていた。 「大丈夫かっ!?S!!しっかりしろ!!Sっ!!」 叫びながら、夢中で背中をなんどもさすった。 でも、便器の中を覗いて氷ついた。 Sは血を吐いていた。 飛びそうになる意識を必死で保ち、狂ったようにSの背中を叩きまくった。 「コノ野郎!!ふざけんな!!コノ野郎!!」 泣きながら、ひたすらSの背中を叩き続けた。 寝るために薄暗い豆電球にした部屋の電灯が、風も無いのにユラユラ揺れていたのを鮮明に覚えている。 どのぐらい時間がたったのかわからないが、呼んでおいた救急車が到着し、 運ばれるSと共に救急車に乗り込み、病院に向かった。 すでにSに意識はなかったが、俺の服を掴んではなさなかった。 Sが救急病院にて治療を受けた後、医者から説明を受けた。 Sは声帯を損傷しているとのコトだった。 ただ、「滅茶苦茶に叫んだ程度ではそうならない」という訳で事情を聞かれたが、俺は答えることができなかった。 翌日から別の病院に入院し、俺は毎日の様に見舞いに行ったが、声帯治療のためSは話せなかった。

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  • ヤバい心霊スポットって、行くたびに精神陥るってさ
    まなちゃむ
  • 怖いー、
  • コメ欄に逃げてきた
    yoshiyoshi
  • コピペ
    まゆ
  • オカ板で見たわ でも、大変やったね お疲れさん
    イリミナ
  • 本当にあるんですねぇ~
    わーい
  • 地元なのでいったことあります! ダミーの方だけですが、 ダミーの手前の道で 一緒に行った霊感のある子が、 でかい顔が自分の隣にいるのを 見たそうです!
    66
  • コピペエエエエエ
    とめいとぅ
  • よろしくなんか怖いわー
    坂元しづか
  • 霊も乗り換えするんだな…
    オカルト好き
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