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お札の家
長編

お札の家

匿名 9時間前
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Sに呼び止められた。 驚いて振り向くと、Sが煙草をくわえたまま目を見開いてコッチを見ている。 何事かワケが分からず動けないでいた自分だが、Sの視線が自分では無く、自分の背後に向けられいる。 と気づいた時、全身に鳥肌が立った。 背筋が凍るように冷たくなったのは、生まれて初めてのコトだった。 すぐにSに向かって走り出したいが、どうにも足が動かない。完全にパニックになっていた。 それを察してかは知らないが、突然Sが「うぉぉぉぉぉぉぉぉぉっっ!!」と馬鹿デカい雄叫びを上げ、 もと来た道へ走りだした。 その大声に助けられ、自分も我に帰って全力で駆け出した。 林道がやけに長く感じ、絶望的な恐怖感があったが、 『後ろを振り返ってはいけない』って、まさに今のこういう状況のコトを言うのだろうな。 という考えが、頭をよぎったのを覚えている。 ようやく林道を抜け一般道に飛び出し、凄い勢いで車に乗り込んだ。 車に乗り込むと、ただならぬ様子を察知した先輩が聞いてきた。 先輩「どうしたんなお前ら!?何があった!!」 自分はガタガタ震えが止まらず、まともに答えるコトができない。 「とにかく早く車出してください…お願いします…すんません…お願いします…」 その場所から離れたい一心で、それしか言えなかった。 怯え方が尋常ではなかったので、先輩もからかったりせず車を急発信させた。 しばらく無言のドライブが続き、先輩の彼女のすすり泣く声が聞こえるだけだった。 不意に背中を、強くバン!バン!と叩かれた。驚いて横を見ると、満面の笑みを浮かべたSの顔があった。 S「楽しんでもらえた?w」 その一言で全てを理解した。 正直Sを殴り倒したかったが、怒り以上に安堵感、解放感が溢れてきて一気に体中の力が抜けた。 先輩も状況を飲み込んだらしく、「S、お前なぁ~」とミラー越しにSを睨みつけていた。 コイツは最悪だ。コイツとだけは二度と心霊スポットには近付かない。 あーでも、良かった~… 先輩も同じ気持ちだったのだろう。 普段怒りッポイ性格だが、Sを責めるコトはあまりせず、彼女をなぐさめていた。 落ち着きを取り戻した車内は一気に明るくなり、 Sがあの時の状況を再現するなどして、街に戻る頃には元のテンションでハシャイでいた。 ちょうどコンビニに差し掛かり、先輩が「飲み物買うか」 と言ったその時だった。 「ドン」 車の屋根から

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  • ヤバい心霊スポットって、行くたびに精神陥るってさ
    まなちゃむ
  • 怖いー、
  • コメ欄に逃げてきた
    yoshiyoshi
  • コピペ
    まゆ
  • オカ板で見たわ でも、大変やったね お疲れさん
    イリミナ
  • 本当にあるんですねぇ~
    わーい
  • 地元なのでいったことあります! ダミーの方だけですが、 ダミーの手前の道で 一緒に行った霊感のある子が、 でかい顔が自分の隣にいるのを 見たそうです!
    66
  • コピペエエエエエ
    とめいとぅ
  • よろしくなんか怖いわー
    坂元しづか
  • 霊も乗り換えするんだな…
    オカルト好き
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