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長編
真夜中の学校
匿名
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真夜中の学校

匿名
2015年11月24日
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これは中学2年の時の話。

俺たちのクラスは出し物を決める時期が遅く、

文化祭の前日になっても完全に準備を終えていなかった。

そこで仕方なく、話のわかる若い英語の先生に頼み、

夜学校の戸締まりが終わった後で、

一階トイレの窓だけ鍵を開けておいてくれるように頼んだ。

明け方そこから進入し、

本番までの間に最終準備を済ませてしまう計画だったのだ。

正式な集合時間は5時だったが、俺は自分の仕事が大分残っていたので、

幾人かの友達と3時に教室で会うように約束していた。

しかし、俺は2時半少し前には学校に到着した。

校舎を見上げると灯りが点いていなかったので、

俺が一番乗りなのがわかった。

俺は予定通りトイレの窓から侵入した。

校舎の中は灯りが無く暗かったが、

月明かりでほんのり照らされ、案外周りがよく見えた。

懐中電灯は持っていなかったが、特に不便は感じなかった。

俺は階段を静かに上がった。

そして2階廊下の端に立ったとき、

廊下の向こうに何かあるのが月明かりで見えた。

・・・人?

その人は頭をこちら側に向け、うつ伏せに倒れていた。

白いワイシャツ。

右手は胴に揃え、左手はこちらに向かって差し出されてはいたが、

力無く廊下に投げ出されていた。

肩幅などから男であることはすぐにわかった。

顔は床に突っ伏しているため見えなかったが、髪型の雰囲気から、

俺には鍵を開けておくよう頼んだ英語の先生に思えた。

何があったのだろうか。

俺は助け起こそうと思い、先生へ向かい小走りに駆けた。

しかし数歩、走ったところで立ち止まった。

なにか違和感があったのだ。

なんだろう。

俺は目を細めた。

すると確実ではないが、何がおかしいのかおぼろげながらわかった。

細部がどうもハッキリとしないのだ。

なんというか、不思議と現実感に乏しかった。

そして窓枠の影。

月明かりで廊下には、窓枠が順次影を落としていたのだが、

ワイシャツの上にあるべき影が無かった。

それが違和感の原因だったのだ。

そして俺は気が付いた。

先生はゆっくり動いている。

それは窓枠の影でわかった。

手の先にある影が、ゆっくりと体の方へ移動していた。

もちろん窓が動いているわけではない。

先生がこちらへ向かって移動しているのだ。

しかし手も足も動いてはいなかった。

ゆっくりと、そのままの姿勢でこちらへすべって来るのだ。

俺は急激に怖くなり、脇にある他の教室へ飛び込むと、

音の立たないように扉を閉めた。

今考えると、なぜ後ろを向いて逃げなかったのかわからない。

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